「BUMP OF CHICKEN」直井 ラジオで不倫騒動謝罪 今後は音楽活動から復帰

[ 2021年6月7日 05:38 ]

 活動休止をしていた「BUMP OF CHICKEN」のベーシスト直井由文(41)が、7日午前3時から放送の同グループのBayFMのラジオ番組「PONTSUKA!!」に約9カ月ぶりに出演し、自らの口で約10分間にわたって、時折声を詰まらせながら謝罪、今後音楽活動から活動を復帰することを語った。直井は昨年9月、一部で不倫が報じられ活動休止を発表。それ以降は3人で活動していた。

 冒頭、藤原基央(42)が「BUMP OF CHICKENです、こんばんは。きょうは4人そろっております。しばらく活動を休止しておりましたベース担当の直井君より、日頃から応援してくださっているリスナーの皆様へお話があります。どうか彼の話を聞くためのお時間をいただければと思います」と話して番組を開始。

 続けて直井が「こんばんは、直井由文です。皆様にお伝えしたいことがありまして、きょうはこの場をお借りしてお話をさせていただきます。聞いていただける方はお付き合いいただけると幸いです」と硬い口調で話し始め「去年の9月に報道がありました自分の軽率な行動によって、リスナーの皆様、一緒に活動を共にしてきたメンバー、そしてスタッフ、関係各所の皆様に多大なご迷惑をお掛けしてしまったことを改めて謝罪させていただきます。本当に申し訳ございませんでした。そして、当時誠実な対応が出来ず傷付けてしまった相手の方、そして自分の家族に対しても本当に申し訳なく思っています」と謝罪した。

 また、「かなうのなら、もう一度BUMP OF CHICKENのメンバーとして音楽活動がしたいと思っています」とし「今後の活動についてですが、レコーディングなど、そういったベーシストとしてまずベースを弾くところから再開させていただけたらと思っております」と語った。

 聞いていたメンバーからも、時折鼻をすする音なども漏れたが、直井の話を聞き終わった後、藤原も「我々の活動は、4人体制に戻ることになります。まずは音楽活動から再開していきたいということなので、しばらくは3人での『PONTSUKA!!』になりますけど、よろしくお願いします」とし、支えてくれているリスナーに感謝。さらに「これからもこの4人で全身全霊をもって音楽活動を続けていきますので、なにとぞよろしくお願いします」と語った。

 【直井のコメント全文】こんばんは、直井由文です。皆様にお伝えしたいことがありまして、きょうはこの場をお借りしてお話をさせていただきます。聞いていただける方はお付き合いいただけると幸いです。去年の9月に報道がありました自分の軽率な行動によって、リスナーの皆様、一緒に活動を共にしてきたメンバー、そしてスタッフ、関係各所の皆様に多大なご迷惑をお掛けしてしまったことを改めて謝罪させていただきます。本当に申し訳ございませんでした。そして、当時誠実な対応が出来ず傷付けてしまった相手の方、そして自分の家族に対しても本当に申し訳なく思っています。
 報道があった当時は、情けないことなんですけど、非常に混乱して、視野が狭くなっていて、メンバーが声を掛けてくれていたんですけど、その声にすら耳を傾けることができず、正直どうすればいいのかわからない状態でした。でも、このままじゃいけないと思って、まずはメンバーと会ってもらうところから始めました。その中でも僕はコミュニケーションを何度も間違ってしまったりしたのですが、少しずつですが自分と向き合うことができるようになってきました。あのような状態の中でも、メンバーはあきらめることなく、ずっとそばにいてくれました。本当にうれしかったです。今思い返してもありがたく思っています。自分の過ちは許されることではないと思っているんですけど、やっぱり、ずっとバンド活動を続けてきたメンバーと改めてそういう話をできたということは、自分が忘れていたこと、大切なことを思い出すきっかけになりました。
 この頃から本当に、恥ずかしい話ですがようやくリスナーの皆様の声やお言葉を読ませていただいたり、聞かせていただいたりすることができるようになりました。その中には自分の行動のせいで、「BUMP OF CHICKEN」の音楽とうまく向き合えなくなってしまった人や、もう二度と聴きたくないという内容もありました。そういった声を見せていただいて、本当に、改めて今回自分が起こしたことは決して許されることではないと思いましたしい、今でもそう思っています。
 当時、自分のコメントで悔しいという表現を使ってしまっているのですが、本当は自分がしてしまったことのせいで、リスナーの皆様を傷つけてしまったり、楽曲に余計な荷物を背負わせてしまったり、そういったことが当時悔しくて“悔しい”という表現を使ってしまったのですが、今思えば、全部自分の行動のせいでそういう思いをさせてしまっていたので、本当に幼稚な癇癪(かんしゃく)だったと思います。
 そういった、自分の至らなかったところに気づいたことがきっかけになり、まずは自分がしてしまったことを自覚することから始めました。そんな中で、体力も落ちていたので、ゆっくり体を動かすことから始め、友達や家族と話すことで、何が大切なのか何が間違っていたのかをたくさん考えました。そうした中に、本当に大切に思っていることや、自分が至らなかったこと、少しずつですが考えることができました。遅かったとは思いますが、今は何が大事かわかっていると思います。
 そんな中で、自分がベースを弾いていない、参加をしていない楽曲が世に出ました。サポートベーシストも入れずに、3人で活動してくれたことや、藤くんがベースを弾いてくれたことが本当にうれしかったですし、ありがたく思っています。それと同時に、自分がそこに参加できなかったことや、後で知ったことですが、藤くんがベースを弾いたことによって、体をこわしてしまったこと、3人が会議などで自分がいない中、一生懸命続けてくれていたことを知って、本当に申し訳なかったです。感謝しても感謝しきれません。
 それとともに、自分もその席にいたいんだっていう気持ちが強くなって、早く戻りたいと思い始めました。もちろん自分がしたことは許されることではないし、もう僕のことを見たくないという方もいらっしゃるのはわかっています。それでもやはり、今の自分には音楽しかないなと思っています。今まで時間がかかってしまって本当に申し訳ないのですが、改めて自分自身の声でおわびさせていただくところまで来ました。
 かなうのなら、もう一度BUMP OF CHICKENのメンバーとして音楽活動がしいたいと思っています。さんざん考えた結果、どれだけ考えてもやっぱり僕の大切なものはBUMP OF CHICKENのメンバーと音楽であると、改めて思いました。もし、可能ならばBUMP OF CHICKENを続ける、努力をするチャンスを頂けたらと思っております。活動自粛期間中に、当時のことを振り返ってみました。その中で、やはり自分はとても未熟でBUMP OF CHICKENのメンバーとして全然覚悟が足りていなかったと思います。あと、自覚も足りていなかったと思います。そして、バンド活動を続けていく中で、正直失ってしまった信頼を取り戻せるのか、正直分かりません。それでも、メンバーとリスナーと自分と向き合い、誠心誠意を込めて曲を届けていきたいと思います。まだまだ未熟だとは思いますが、僕のせいでBUMP OF CHICKENを離れてしまった人が、また帰ってくれた時に、僕がBUMP OF CHICKENのベーシストでよかったと思ってもらえるように精進することを続けさせていただけたらと思っております。この度は本当に申し訳ございませんでした。
 そして、ヒロ、ひでちゃん、藤くん、3人で活動してくれて本当にありがとう。多分、いろんな仕事の中で、僕のせいで肩身が狭い思いになったことだってあっただろうし、楽曲制作や、本当に忙しい日々の中で、こまめに僕に会ってくれて、体力的にも本当にしんどかったと思っています。そういうことをしてくれたおかげで、僕はこういう場で皆様に声を届けることができました。そのことに関しても本当にありがとう。そしてBUMP OF CHICKENの活動を、BUMP OF CHICKENの音楽を止めないでいてくれて、本当にありがたく思っています。本当にありがとう。ごめんね。
 最後になりますが、今後の活動についてですが、レコーディングなど、そういったベーシストとしてまずベースを弾くところから再開させていただけたらと思っております。最後まで聞いていただいて、本当にありがとうございました。改めまして、これからもよろしくお願いします。
   

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