寺島しのぶ 蜷川幸雄さんとの爆笑エピを披露「本当に痛かったみたい、肩でいいって」

[ 2021年6月6日 21:07 ]

女優の寺島しのぶ
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 女優、寺島しのぶ(48)が6日、ABEMA「7.2 新しい別の窓」(後3・00)にゲスト出演し、演出家・蜷川幸雄さん(16年死去、享年80)とのエピソードを語った。

 若かりしころ、蜷川さん演出の舞台に起用された寺島。当時は「蜷川幸雄さんがどんな方というのも分かっていなかった」といい、「普通に生意気なことを言って」とばつが悪そうに話した。

 稽古初日から、演技に関してダメ出しの連続。蜷川さんからの熱血指導を「毎日、千本ノックみたいな感じ」と表現し、「その時は気が強かったんで無視とか、全然違うことやったりとか。結構嫌なことをやっていたと思う」。“反抗”する寺島を、蜷川さんは気に入っていたという。

 舞台は雨が絶えず降っているシチュエーションだったとし、「ずぶ濡れだから体が冷え切っているのに最後、追い打ちをかけて滝のように雨が降る」と回顧。ラストシーンの雨の量、水圧はかなりのもので、先輩俳優から「頭で真っ向から受けたら死んじゃうから肩で受けるんだ」との助言を受けた。

 寺島がアドバイス通り、肩で水を受けると蜷川さんの雷が。「しのぶ!肩で受けてんじゃないんだ、頭で受けろ頭で!」。その言葉に「カチン」ときた寺島は、「じゃあここ来て浴びてみてくださいよ!」と提案したそうで、「それで蜷川さんが来て浴びたら、本当に痛かったみたいで。『肩でいい』って」。

 このトークにスタジオの共演者は爆笑。「なんじゃそのエピソード」「なんすか、その話!最高ですね」との声を受けた寺島は、「そういうチャーミングなところもあるんですよ」と、懐かしそうに話していた。

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2021年6月6日のニュース