小川彩佳アナ “報ステ”古舘伊知郎との5年間「毎日、試練」 富川アナへの交代に「ホッとしました」

[ 2021年1月30日 11:05 ]

小川彩佳アナ
Photo By スポニチ

 フリーアナウンサーの小川彩佳(35)が30日放送のTBS系「サワコの朝」(土曜前7・30)にゲスト出演。テレビ朝日「報道ステーション」でコンビを組んだフリーアナウンサーの古舘伊知郎(66)の5年間について語った。

 小川アナは07年にテレビ朝日に入社し、11年4月に「報道ステーション」の3代目サブキャスターとして就任。2016年3月の古舘の番組卒業までの5年間コンビを組んだ。古舘の後任には、同局の富川悠太アナウンサー(44)が就任し、小川アナも18年9月までキャスターを務めた。

 小川アナは「古舘さんには本当に鍛えていただいたと思います。毎回、毎日試練です。『報道ステーション』はカンペだったり、プロンプターがないんです。カメラの前に原稿が出るようなシステムをまったく取っていなくて、VTRの導入部分だったり、VTRの受けの部分は原稿を見ずに『自分の言葉にして伝えなさい』と。古舘さんが『ニュースを自分の中で理解して、咀嚼(そしゃく)できていれば、自分の言葉でよどみなく出てくるはずだ』と」と回顧。この話に、MCの阿川佐和子(67)も思わず「おお、厳しい」「そんなしゃべりの機関銃みたいなプロの人に言われても…。3時間ぐらいずっとフリートークできるような人と」と驚いた。

 小川アナは「最初からそんなこともできるはずもないので、すぐに、必死に原稿を覚えるところから始めるんです」と苦笑。「必死に導入部分に入る前に、自分の中でモゴモゴモゴモゴ反芻(すう)していると、その状況を古舘さんは『こいつ、暗記してるなって、VTR見てないな』といち早くキャッチして、導入部分に入る10秒前とかに『ちょっと原稿貸して』って言われて、赤ペンで原稿を直されて、『こっちのほうが伝わると思うから、これでいきなさい』って言われて…。『今、覚えたのと違う…エー!』と思いながら、そこで振られて、必死にしどろもどろ。獅子の子落としのような、崖からドーンって突き落とされるような日々で。鍛えていただきました」と振り返った。

 「古舘さんに褒めていただいたのは最後に1度だけ。卒業される間際に、小川も成長したなと言っていただけた」と話した小川アナ。阿川から「富川アナに交代してホッとした?」と質問が飛ぶと、小川アナも笑いながら「ホッとしました」と笑顔を見せ、本音をもらした。

続きを表示

2021年1月30日のニュース