立川志らく 「鬼滅の刃」の子どもへ影響に持論「桃太郎のほうがいけないと思っている」

[ 2020年11月13日 09:35 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(57)が13日、MCを務めるTBS「グッとラック!」(月~金曜前8・00)に生出演。空前の大ヒットとなっているアニメ「鬼滅の刃」の“子どもに見せる・見せない論争”について「桃太郎のほうがいけないと思っている」と持論を展開した。

 番組では、リアルな、残酷なシーンも多く含むことから一部で子どもに見せるべきか否かで論争が巻き上がっていることを取り上げた。

 自身も父である志らくは「普通に見せてます。それぞれご家庭が決めればいいこと」と前置きしたうえで「私は『鬼滅の刃』はちゃんと見てないから、内容はわかってないんですけど、皆さんが内容はとってもいいと。いいものならば、それを映画館、ビッグスクリーンで見る楽しさを小さいうちに知るって言うのはとても大事」と主張した。

 自身が子供の頃に見た映画「猿の惑星」を挙げ、「意味はわからないけど、衝撃を受けた。怖くて怖くて…。それ以外、映画って面白いものだとした」としたうえで「残酷なものはたくさんあった。『大魔神』とか、悪代官が片っ端から大魔神に踏みつぶされて…。びっくりしたんだけど」と続けた。

 さらに「例えば『13日の金曜日』みたいな、『悪魔のいけにえ』みたいな、ただただ人を殺すものは見せてはけない(と思う)。じゃあ、『ウォーキング・デッド』はどうなんだと。私は『鬼滅の刃』以上に、家族愛だとか、友情、ラブストーリーもあって素晴らしい作品だと思うけど、リアルすぎるから。そこに行く前に人を食ってるから、そこにいくまでにアウトになってしまうから子どもには見せないほうがいいと思う」と私見。「アニメだから、全部見てないから一概には言えないけど、それほどの弊害は『鬼滅の刃』にはないだろうなと判断はある」とした。

 そのうえで「どっちかというと、桃太郎のほうがいけないと思っている」と訴え。「桃太郎は幼稚園で必ず歌を覚えさせて、あれは悪いやつは退治すればいいって発想でしょ。鬼の中にだって、ちゃんと生活している鬼もいる。それは悪いやつをとにかく退治すればいい!って発想を子どものうちから単純な物語が、明治以降、日本に定着したんだけど、私は『桃太郎』を見せるよりも『鬼滅の刃』の話を見せるほうがいいと思う」と持論を展開した。

 この話に、共演の「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(45)らから「『鬼滅の刃』を見たほうがいい。鬼を描いてるんで!」とツッコミが入った。

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2020年11月13日のニュース