日テレ新ドラマ「#リモラブ」 コロナ禍での撮影ストップの経験から着想「止めなくて済むと確信」

[ 2020年9月10日 13:33 ]

女優の波瑠
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 日本テレビは10日、10月期「番組改編説明」をリモートで開催。女優の波瑠(29)が主演する水曜ドラマ「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」(10月14日スタート、水曜後10・00)の企画について、コロナ禍で4月クールのドラマ撮影がストップしたことが大きく影響したと明らかにした。

 同作は同枠のヒット作「きょうは会社休みます。」「世界一難しい恋」を手掛けたチームが贈る“恋愛弱者”のラブコメ第3弾で、SNSで知り合った男性と恋をする女性の物語。波瑠は恋をさぼってきた“おひとり様”産業医・大桜美々を演じ、彼女を取り巻く男性たちを松下洸平(33)、間宮祥太朗(27)、ジャニーズJr.の「HiHi Jets」の髙橋優斗(20)、渡辺大(36)、及川光博(50)が演じる。脚本は2019年後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」の水橋文美江氏(56)の書き下ろしとなる。

 番組プロデューサーの櫨山裕子氏は「ソーシャルディスタンスの中で、ソーシャルネットワークをきっかけに始まる恋。生活においてもソーシャルディスタンスが欠かせない中、今年の春以降、日本人全員が感じた人と接することができない寂しさ、孤独感、どうなってしまうんだろうという不安感がドラマにならないかと思った」と企画意図を説明。「1番ソーシャルディスタンスを守らなければならない産業医がソーシャルディスタンスを保ちながらどうやって恋をするのか、コメディーで楽しくご覧いただきたい」と話した。

 櫨山氏は4月期の同枠ドラマ「ハケンの品格」も担当。コロナ禍で撮影がストップし、放送も約2カ月遅れでのスタートとなる試練を経験した。今回の作品については「もともと去年夏から脚本家の水橋さんとはいろいろと話をしていた」というが、「ハケンの品格」の制作ストップを経て、「果たして10月ができるのかという思いがずっとあった」という。そんな中、「もしコロナが再燃しても、(撮影・制作を)止めずにやれる形はどうだろうと考え始めた。産業医のラブコメがもともとあって、そこにどうコロナありにするのか、脚本家と考え抜いた結果がこうなりました」とした。さらに「今後、コロナがどうなるかわからない。再燃したとしても、これだったら撮影も続行できる、すべてはリモートでやることができる。その時の状況に即した話作りが可能であるということで、これは止めなくて済むなという確信を持ったのでこういう形にした」と明かした。

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