木村太郎氏 政府の39県の緊急事態解除に私見「ある意味では国民に責任転嫁したって感じ」

[ 2020年5月15日 15:14 ]

ジャーナリストの木村太郎氏
Photo By スポニチ

 ジャーナリストの木村太郎氏(82)が15日、フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜後1・45)に出演。政府が14日に新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言で、39県で初めて解除したことについてコメントした。

 解除は重点的な対策が必要な13の「特定警戒都道府県」のうち茨城、石川、岐阜、愛知、福岡の5県と特定警戒以外の34県が対象。安倍晋三首相は記者会見で、新規感染者数が減少傾向にあり「感染拡大を防止できるレベルにまで抑え込むことができた」と理由を説明した。東京、大阪など8都道府県については、21日をめどに専門家の評価を聞き、解除の是非を判断する。

 木村氏は「安倍さんが1番関心があったのは恐らく“これ以上やっていけない”という声がまん延しているので、これに対してどう応えるかということ」と言い、「政府の要請で自主規制をやってもらうと、それに対して政府が責任をとらないといけないわけです、経済的にも」と指摘。その上で「それよりも安倍さんが重ねていっていたのは新しい日常って言葉。つまり生活の仕方を変えて、それでコロナを防いでください。それでやってだめだったらもう1回緊急事態宣言出しますよって」とし、「今度は国民の生活の仕方を変えてください、私たちはああやれ、こうやれって言わないから、その代わり結果だけ見ています。こういった言い方に代わった。ある意味では国民に責任転嫁したって感じですよね」と私見を述べた。

続きを表示

2020年5月15日のニュース