戸田恵子“師匠”増岡弘さん訃報後初めてブログ更新「感謝してもしきれない」

[ 2020年3月30日 00:08 ]

戸田恵子
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 女優、声優の戸田恵子(62)が29日深夜、自身のブログを更新し、21日に直腸がんのため死去した声優の増岡弘さん(享年83)を追悼した。

 戸田は日本テレビ「それいけ!アンパンマン」でアンパンマンの声を担当。増岡さんは88年から31年間ジャムおじさん役を務めていた。戸田は普段は2日と置かずにブログを更新していたが、増岡さんの死去が明らかになった26日から更新をしていなかった。

 この日は「けんぱい」のタイトルで「元気です。元気にしています。心はとてつもなく脆弱ではありますが…」とし、“師匠”の増岡さんからもらったという器の写真を載せ「訃報を報ったあの日は、この器で飲みました。献杯。」とつづった。

 さらに「先週のアンパンマン1500回の収録後に、記念の台本の写真と一緒にメールを送ったのですが返信はありませんでした。珍しいなぁと思っていたのですが、あの時、既に師匠は天国から1.500回の収録を見ていたんだと分かり、とにかく涙がどばどば出ました。師匠にはこれから恩返しだと思っていたのに。今年のお正月、ヤマちゃんと一緒にご自宅に伺った時には、殆ど師匠がお一人で喋ってらした。とてもとても楽しそうでした。もっともっとこれからの自由な時間を楽しんでほしかったです。感謝してもしきれないです」と感謝した。

 また、この日はドキンちゃんの声を務めていた鶴ひろみさん(17年2月に大動脈解離のため死去、享年57)の誕生日であることをつづり「鶴さんも還暦ですよ。そちらで肝付さんも誘ってお祝いしてあげてください。私はこちらで今日も師匠の器で献杯しています」と、6年10月に80歳で死去したホラーマン役の肝付兼太さんの名も上げ、増岡さんへ言葉を送った。


 30日にはアンパンマンの収録の予定となっているようで「厳しい現実を確認しに行くだけの日があります。明日がその日です。また皆んなで乗り越えて行かなければと思います。しんどいのは私だけじゃない。仲間の存在を確認しにいく日でもあるわけです」と結んだ。

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2020年3月29日のニュース