樋口可南子「コタキ兄弟と四苦八苦」アテ書き台本に「一目ボレ」「久々にドキドキ」山下敦弘監督「女神回」

[ 2020年1月24日 17:00 ]

テレビ東京のドラマ24「コタキ兄弟と四苦八苦」第4話にゲスト出演する樋口可南子(C)「コタキ兄弟と四苦八苦」製作委員会
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 女優の樋口可南子(61)がテレビ東京のドラマ24「コタキ兄弟と四苦八苦」(金曜深夜0・12)第4話(1月31日)にゲスト出演する。CM以外の映像作品への出演は2015年の映画「愛を積むひと」以来5年ぶり。山下敦弘監督(43)の熱烈オファーに「山下監督とはCMで何度かご一緒してましたが、ドラマは初めて。役者冥利に尽きるお手紙でお誘いいただき、うれしかったです」と喜び、快諾した。

 俳優の古舘寛治(51)と滝藤賢一(43)がダブル主演。TBS「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」、日本テレビ「獣になれない私たち」などの野木亜紀子氏によるオリジナル脚本で、映画「天然コケッコー」「苦役列車」、テレビ東京「山田孝之の東京都北区赤羽」などの山下監督が全話演出を務める。

 ムラタ(宮藤官九郎)という男と出会ったことから、1時間1000円の“レンタルおやじ”に挑む愛すべきダメおやじ2人、元予備校講師で現在は無職の独身、兄・一路(いちろう、古舘)と8年ぶりに実家に戻った弟・二路(じろう、滝藤)を通して紡ぐ人間讃歌コメディー。一路が足繁く通う「喫茶シャバダバ」の看板娘・さっちゃんを芳根京子(22)が演じる。

 樋口が演じるのは「あと3カ月したら世界が終わる」と言い放ち、コタキ兄弟に長期の依頼をする島須弥子役。「台本を読ませていただいて、う~ん、おもしろい、まさに一目ボレの感覚です。登場人物が皆ちょっと変な人たちだけど、愛おしい。そして、古舘さんと滝藤さん。空き時間は、一緒に台詞の稽古。古舘さんの奥様のお誕生日プレゼントを一緒に考えたりしている滝藤さん。その仲の良さに感動すら覚えました。だからコタキ兄弟は、ホントにいいです。山下組のこだわりがありつつも自由な現場で、久々にドキドキしながら演じさせていただきました」と撮影を振り返り「たくさんの方に見ていただけますように」と願っている。

 ▼山下敦弘監督 樋口可南子さんとはCMの現場で初めてお会いしました。CMの現場は常に時間との闘いで、1つ1つの台詞も決められた尺に収めなければいけない制約の多い芝居が求められます。そんな中でも、樋口さんは常に楽しんで芝居をし、僕の迷いも一緒に共有してくれて、何度も救われました。そんな樋口さんをただただ素敵だなと思いました。15秒、30秒のCMの世界だけではなく、もっと長い時間、樋口さんを見ていたいっ!という僕個人の思いでオファーをさせていただきました。連ドラの世界では“神回”という言葉があるみたいですが、僕にとっての第4話は“女神回”です。樋口可南子さんをたっぷり堪能してください。

 ▼テレビ東京・濱谷晃一プロデューサー 企画初期の打ち合わせで山下監督が「どんな役かは分からないけど、樋口可南子さんに今回、ぜひ出てほしいなー」とおっしゃって、野木さんが「だったら、樋口可南子さん想定した脚本書いてみます!」と。樋口さんにしか演じられないような須弥子という魅力的な役柄と、とても読み応えのある脚本を書いてくれました…まだ、樋口可南子さんに声も掛けてない段階で!(笑)実は、第4話は樋口可南子さんに断られたら、もしかしたらエピソードごと変えていたかもしれません。山下監督からの熱いお手紙を添えてオファーしたところ、ご快諾いただけてよかったです。古舘さんと滝藤さんも珍しく現場で緊張していました。樋口さんはドラマ出演が5年以上ぶりだそうです(それがテレ東の深夜という奇跡!)。皆さん、この貴重な機会をぜひお見逃しなく!

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