清志郎さんトリビュート“ナニサリ”14年ぶり開催 奥田民生、宮藤官九郎氏らアーティスト21人集結

[ 2020年1月18日 21:54 ]

カーリングシトーンズとして「いい事ばかりはありゃしない」を熱唱する(左から)YO-KING、梅津和時、トータス松本、奥田民生、寺岡呼人、斉藤和義、浜崎貴司
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 09年5月、58歳の若さで亡くなった忌野清志郎さんのトリビュートライブイベント「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー Oh!RADIO~五十年ゴム消し~」が18日、大阪ミナミのエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で開催され、清志郎さんを慕い、自身の音楽に影響を受けた奥田民生(54)、宮藤官九郎氏(49)、斉藤和義(53)らミュージシャン、バンドマンら21人が集結した。

 清志郎さんのRCサクセションがデビューして今春で50年。その記念ライブとして14年ぶりに開催された。6000人のファンを前に、清志郎さんの曲を中心に全25曲。「歌いたい奴が、選んだ曲を歌うことに」とウルフルズ・トータス松本(53)が説明したように出演者のコラボが目白押し。奥田、松本、渡辺大知(29)が「ナニワ・サリバン・ショー」のテーマを歌った。また、斉藤は「(06年の)第1回の時に、清志郎さんと一緒に歌った“空がまた暗くなる”を、清志郎さんの代わりに歌わせてもらいます」とファンの拍手を浴びた。

 MCを任されたリリー・フランキー(56)は、清志郎さんが伝説のキャバレー歌手として演じていた“オーティス栗原”に扮して登場し、「10代の頃から一番好きだった歌」と「三番目に大事なもの」を披露。のん(26)は松本と「I LIKE YOU」をコラボ。清志郎さんから、アルバム「ジャングル野郎」の楽曲提供を受け、06年の「ナニワ~」にも出演するなど親交のあったお笑い芸人・間寛平(70)も「ジャングル・ジム」を歌い、さらに「アメマ~」などギャグも披露した。

 出演者全員で「雨上がりの夜空に」「激しい雨」を合唱。最後はRCサクセションで清志郎さんとともに活動してきた仲井戸“CHABO”麗市(69)が「清志郎が寝過ごしたって出てきそうな感じ」としみじみ語り、「清志郎、やったぞ」と絶叫して締めくくった。

 他にはT字路sの伊東妙子、篠田智仁、寺岡呼人(51)、浜崎貴司(54)、YO―KING(52)、サックスの梅津和時(70)らが出演した。

 この模様はFMCOCOLOの3時間特番「忌野清志郎ナニサリ外伝 2020」(2月23日後6・00)で放送される。

 01年に第1回「ナニワ・サリバン・ショー」が開催され、04年に「続ナニワ・サリバン・ショー」、06年には「新ナニワ・サリバン・ショー」として開催された。イベントタイトルは、アメリカの名司会者エド・サリバンがホスト役を務め、23年間続いた音楽番組「エド・サリバン・ショー」に引っかけたもの。開催地が東京「エド」でなく大阪「ナニワ」であるためタイトルを「ナニワ・サリバン・ショー」に決めたという。

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2020年1月18日のニュース