キムタク パリ三つ星レストランで世界初ロケ 10月スタートTBS「グランメゾン東京」

[ 2019年8月30日 04:00 ]

エッフェル塔を背に「グランメゾン東京」のパリロケを行った木村拓哉
Photo By 提供写真

 俳優の木村拓哉(46)が、10月に放送開始のTBS日曜劇場「グランメゾン東京」(日曜後9・00)の撮影を仏パリでスタートさせた。現地の最高峰レストラン「ランブロワジー」で撮影。本場の空気を肌で感じ、型破りな天才“木村シェフ”が始動した。

 パリで2つ星のレストランを経営していた主人公が店を失い、東京で新しいレストランを立ち上げる物語。ランブロワジーはミシュランガイドの3つ星を30年以上獲得し続ける名店で、ドラマの撮影を行ったのは世界で木村が初となる。「連続ドラマの1シチュエーションにここまで時間と費用を割いてモノを作るって本当に久しぶりで、(ハワイロケを行った03年の同局)『GOOD LUCK!!』以来の感覚だなと思っています」と振り返った。

 約1週間の滞在で、役作りのために現地でも毎日のようにフランス料理店に出向いた。同行した関係者には「これまでだったら食べるだけだったけど、後からどうやって作っているのか調べたり、ナイフやフォークの置き方、店内のスタッフの立ち居振る舞いとか、とても勉強になりました」と話していたという。

 現地のスタッフや出演者と英語でコミュニケーションを取り、同店で働く日本人シェフの吉冨力良(ちから)さんとも交流。撮影の合間にも厨房で料理の演技やシェフとしての知識について指導を受けた。23歳でフランスに渡り、10年以上腕を磨いた生きざまに感銘を受け「レストランは単純に料理だけあれば良いのではなくて、人と人とがつながってできるものだと思うんです。そういった過程を僕自身も楽しみにしています」と意気込んだ。

 共演する鈴木京香(51)、沢村一樹(52)も渡仏。木村は撮影期間中、毎晩のように2人とドラマについての議論を交わし「グランメゾンをいかに構築していくかってことを煮詰めることができました」と充実した時間になった様子。豪華共演者と最上級の撮影環境で最高のレストランを作り上げていく。

《最も予約の取れない名店「ランブロワジー」》1981年にオープン。86年にミシュランガイドの3つ星を獲得し、現在まで守り続けている。パリに9店しかないミシュラン3つ星店の中でも最も予約が取りにくく、最もおいしいフレンチレストランといわれる。注文はコースではなく1品ずつのアラカルトのみ。前菜で100ユーロ(約1万2000円)前後、食事のみでも予算は400~600ユーロ(約4万7000~7万円)。ワインは最も安いものでハーフボトル60ユーロ(約7000円)。

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