漫才師・横山たかしさん死去 70歳 金ピカ・お坊ちゃまキャラで人気

[ 2019年6月2日 13:54 ]

横山たかし
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 金ピカ・お坊ちゃまキャラで人気だった漫才コンビ「横山たかし・ひろし」の横山たかし(本名・山高孝)さんが1日午前3時51分、多臓器不全のため、大阪市内の病院で亡くなっていたことが2日、分かった。70歳だった。愛媛県・松前町出身。故横山やすしさんの弟子。

 所属事務所によると、たかしさんは4月上旬に体調不良を訴え検査を受けたが、肝機能などの数値が悪く、そのまま入院。回復することなく亡くなった。最期は家族が看取った。故人の遺志で通夜は1日、葬儀は2日午前中に密葬で執り行われた。家族以外では相方の横山ひろし(72)、弟子らが参列した。後日、お別れ会を予定。追悼公演開催も検討を始める。

 たかしさんは1968年、同じ愛媛県出身のひろしとコンビ結成。昨年、結成50年を迎えた。当初は吉本興業に所属していたが、師匠の横山やすしさんからの暴力を見かねた周囲の計らいで、松竹芸能へ移籍。たかしさんは「師匠からは1000発も1万発もどつかれた」と語っていたそうだ。だが、師匠が96年1月に亡くなった際、出棺時にたかしさんは「師匠は漫才星人です」と号泣したというエピソードも。たかしさんは師匠を生涯、尊敬していたようだ。

 たかしさんがオカマに扮した「おかまどつき漫才」、さらには金ピカ・お坊ちゃまを演じるホラ吹き漫才で一世を風靡(ふうび)。94年に「上方漫才大賞」を受賞し、確固たる地位を得た。2014年3月にたかしさんが「腰部脊柱管狭窄症」の手術を受けた。15年3月に舞台復帰した際は、金ピカの車椅子で登場し、お坊ちゃまキャラを貫いた。舞台では車椅子だったが、リハビリのおかげで杖を着いての歩行も少しずつ始めていた。

 最後の舞台は昨年12月24日、大阪・阿倍野の近鉄百貨店内の「SPACE9」での寄席となった。今年1月1日に開館した「心斎橋角座」には1月3日の公演を予定していたが体調不良でキャンセルとなっていた。

 相方のひろしは「今まで楽しい人生やったと思う。自分たちにしか出来ない漫才が出来て、本当に幸せだった。いい夢を見させてくれた。55年間、大きなけんかはしたことがなかった。仕事場に2人で一緒に行くことも多く、同郷ということもあり、お互いに思い合えた関係だった。松竹芸能で最長のコンビ歴漫才師として頑張っていこうな、と言ってたところなのに、最後の最後に大ぼらふかれました。日本一の漫才師であり、最高の相方でした」と話した。

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