サンドウィッチマン 「エンタ」で異例の撮り直しのワケ 下積み時代は「宮城にずっと帰りたかった」

[ 2019年5月3日 12:27 ]

お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお(左)と富沢たけし(右)
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 お笑いコンビ「サンドウィッチマン」が2日のNHK「インタビュー ここから」(祝日・振り替え休日の前6・30)で下積み時代の苦い思い出を明かした。

 二人は24歳で故郷・宮城から上京。下積み時代は劇場に通い詰めてもなかなか芽が出ずに、とにかくお金がなくて苦労したという。伊達みきお(44)は、会社員の弟から「家建てる」「結婚する」と連絡をもらった時に、「まだバイトしてて、ご祝儀も払えない。弟に対して悪いなと思っていた」と申し訳なさそうに振り返った。

 富澤たけし(45)も「宮城にずっと帰りたかった」と告白。「ヒッチハイクして、あの宮城ナンバー止めたら乗せてってくれないかなぁって」と、東京から逃げ出そうとした日もあった。

 それでも、30歳までに売れなかったらお笑いを辞めるという目標に向かってバイトを減らし、劇場でのライブを増やした。転機は日本テレビ系「エンタの神様」の出演。初ステージはウケすぎて、ピンマイクに観客の笑い声が入り、編集困難となるアクシデントが発生。異例の撮り直しになった。伊達は「びっくりしましたね。あれには。そんなにウケたんだ」と手ごたえを感じた。

 以降は知名度も右肩上がり。2007年にM-1で優勝して大ブレークした。武器は「ネタ」だと言い切る。同時に、生みの苦しみにも悩まされているという。富澤は「ずっと行き詰っていますよ。見せないだけで」と素顔を披露。自信作には「あー、面白いネタ書いちゃった」と思いつつ「次は同等以上を書かないといけなくなる」と頭をひねり続けているという。

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2019年5月3日のニュース