「令和でこんなにまずいの初めて」 居酒屋オープンの三東ルシア 大物料理人を唖然とさせたが…

[ 2019年5月3日 21:36 ]

神田川俊郎氏
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 70年代の人気グラビアアイドル、三東ルシア(60)が3日放送のTBS「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演し、新たなビジネスに悪戦苦闘する姿を公開した。過去、同番組で離婚、シングルマザー、膠原病、大腿骨骨折などの苦労続きで壮絶な人生を告白してきた三東だが、今回は、ある大物料理人が“救いの手”を差し伸べた。

 
 昼はカラオケ、夜はスナックでパートを掛け持ちし、一人息子を育ててきた。だが、90歳になる母の介護費用が家計の重しとなり、スナックのパートも、「客から『なんだ年寄りばっかりじゃないか』」と陰口をたたかれるようになり、そろそろ限界。

 そこで「60歳で大きな賭け」に出た。これまでのパートはすべて辞め、東京都内に居酒屋をオープンしたのだ。

 番組では、開店前から三東に密着した。だが、売り上げ計画なし、メニューつくりも「見栄えがよくておいしくて…」とこだわりを見せたものの中途半端に終わり、開店前までに冷凍庫が届かないなどトラブルだらけ。初日こそ、元ファンらが席を埋め、にぎわっているように見えたが、不安いっぱいのスタートとなった。

 2週間後、日本料理界の大物、神田川俊郎氏(80)が番組の依頼で三東の店へ。神田川氏は「地元客」を装い、席についた。三東は全く気付いていない。

 まずはメニューチェックから。「えらく安いな。こんなんで売り上げ上がるのかな?」と訝しがった。

 次に「生ハムのマリネ」と「酢の物」を注文したが、8分以上過ぎても出てこない。「遅いな~。お客さん、帰ってまうな」。やっと出てきて、箸をつけると、神田川氏は咳き込んでしまった。酢のかけすぎだった。唐揚げは脂っこく、「もうちょっと勉強しないと…」。

 8品注文したのち、正体を明かすと、三東は「全然、気付かなかった。やば~い」と笑顔を振りまいたが、神田川氏の採点は厳しかった。8品中、合格は「豚汁」と「塩キャベツ」の2品のみ。「令和でこんなまずいもの食べたの初めて」と絶句した。

 ただ、一方で「話し上手、聞き上手。接客はよかった」とほめるところも見つけ、「あと料理を工夫してもらったら…」と話した。具体的にはメニューの品数を絞り、少しだけ単価を上げることを提案し、「ちくわのよろこんぶ和え」の簡単レシピも伝授した。

 その後、三東のもとを再取材すると、お客さんが「おいしかったよ」と料理を絶賛していた。アドバイスをおくった神田川氏も店が軌道に乗ることを期待していた。

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2019年5月3日のニュース