前立腺がん公表の宮本亜門氏「落ち込んでいる場合ではない」5月下旬に全摘手術へ

[ 2019年4月12日 11:55 ]

「Hibiya Festival」(26、27日)のオープニングショーに関する会見を開いた宮本亜門氏
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 前立腺がんを患っていることを公表した演出家の宮本亜門氏(61)が12日、自身がプロデュースする「Hibiya Festival」(東京・日比谷)オープニングショーの稽古前に会見。時折声を詰まらせつつ「落ち込んでいる場合ではない。ひとりでいると落ち込むときもあるが、いままで以上に充実し、生きている感じがする」と現在の心境を語った。

 宮本氏は2月28日、TBS系「名医のTHE太鼓判!」の企画で、人間ドックを受診。前立腺に影が見つかり、3月上旬に都内の病院で精密検査を受けた結果、同月中旬に悪性腫瘍と判明した。当時、中国での公演を予定していたがキャンセルとなったために実現した番組への出演だったといい「偶然が重なった。無視したらステージ2どころではなかった」と明かした。 

 がん家系ということもあり、がん告知された際は「大混乱することはなかった」というが、それでも「先生の深刻な態度。さあ、これからどうしよう」という思いがよぎったという。

 幸いにも転移はなく「生きてていいんだと言われた。今の段階では幸せものです。感謝しかない」と宮本氏。「仕事が詰まっていないと落ち込みそう。今までのお返しをしなくては」と、仕事も精力的にこなしていく意向も示し、あらためて「この環境にいることに感謝したい」と述べた。

 医師と相談の上、5月下旬に前立腺の全摘出手術を予定しているが、セカンドオピニオンを受けることも検討しているという。

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2019年4月12日のニュース