ピューマ渡久地、記憶障害で非情な現実 愛娘の「パパ」呼び掛けに「どちら様ですか?」

[ 2019年4月12日 20:22 ]

ピューマ渡久地(97年撮影)
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 鬼塚勝也、辰吉丈一郎と「平成の三羽ガラス」と称された元プロボクサーのピューマ渡久地氏(49)が12日放送のTBS系「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。記憶障害、右半身麻痺と闘う近況の姿が明かされた。

 1988年に18歳でプロデビュー。11戦連続KO勝利など輝かしいキャリアを積んだ渡久地氏。93年、23歳で結婚し、3人の子宝にも恵まれた。2001年にボクシングジムを設立したが、なれない仕事でストレスがたまり、夫婦関係が悪化。結婚13年目の06年に離婚。妻と3人の子供と離れることになった。

 さらなる試練が渡久地氏を襲う。病にかかり生活が激変、記憶障害が悪化して16年には地元沖縄に戻って実家で生活をすることになった。てんかん発作を何度も起こしたため、記憶障害が重くなったという。病は深刻で、スタッフに年齢を聞かれると「40、41…いくつですかね?」と逆質問。近所に散歩に出かけると「ごめんなさい。家が…」と自宅の場所を忘れてしまっていた。

 東京に残された家族もそれぞれの人生と闘っていた。ボクシングジムは離婚した妻が切り盛り。離婚後もシングルマザーとして立派に3人の子供を育て上げていた。

 今年、25歳の長女が一大決心。務めていた会社を退職して、渡久地氏の介護をするため沖縄で暮らすという。長女は沖縄に向かったが過酷な現実が待ち受けていた。

 渡久地氏の元を訪ねた長女。だが、渡久地氏は実家の玄関で再会するも「どちら様ですか?」と質問。娘が誰だか理解することができなかった。「パパ、パパ…」と何度も呼び掛けられると、ようやく「梨以(りい)だね。分からなかった。ごめんね」と反応した。

 居間で向かい合って座っても、状況が理解できない様子の渡久地氏。長女が「さっき会った時に分からなかったのは辛いけど、パパとまた思い出をつくりたいと思っている」と声を掛けると、渡久地氏は「ごめんね…ありがとう…」と涙を流して謝り続けた。

 サプライズで沖縄に来た次女と長男とも再会を果たした渡久地氏。だが、子どもたちと離れた数時間後には「今日子供たちが来たんですか?」と記憶を忘れていた。長女は「記憶を忘れてしまっていることは責められることじゃない。それを防ぐには新たな記憶をつくることだと思います」と気丈に父への思いを語った。

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