【今夜3月10日のいだてん】第10話 四三は白夜に苦戦 正気失う弥彦はまさかの行為に…

[ 2019年3月10日 08:00 ]

大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」第10話の1場面。マラソンコースを下見する四三(中村勘九郎)(C)NHK
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)がダブル主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(日曜後8・00)は10日、第10話「真夏の夜の夢」が放送される。

 ストックホルムに到着した四三(勘九郎)だが、夜になっても明るい白夜に苦しめられる。大森兵蔵(竹野内豊)の体調が芳しくないため、四三は弥彦(生田斗真)と共に自分たちだけでトレーニングを開始。しかし、外国人選手の多くが、監督の的確な指導の下、複数の選手で一緒になって練習に励む姿を見て、明らかな差と孤独に滅入っていく。ついに正気を失った弥彦がとんでもない行為に…。その頃、「朝太」になった孝蔵(森山未來)も、円喬(松尾スズキ)の話術を必死に盗もうと取り組むが、その凄さに圧倒される。

 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(48)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。主演リレーは00年「葵 徳川三代」以来19年ぶりとなる。

 「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890〜1973)が物語をナビゲート。志ん生役にビートたけし(72)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(34)を起用。志ん生の視点が加わることにより、ドラマは重層的になる。

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