グッドウォーキン上田「ヘタウマ刺繍」の世界とは…内外有名ブランドも注目

[ 2019年2月3日 00:14 ]

MBSテレビ「OFLIFE」に出演の「グッドウォーキン」上田歩武
Photo By 提供写真

 MBSテレビ「OFLIFE」(火曜深夜1・59)の4日放送はお笑いコンビ「グッドウォーキン」の上田歩武(38)による「ヘタウマ刺繍(しゅう)」がテーマ。

 上田は大阪で10年、上京して8年、芸人歴18年だが、これまで目立った活動はなし、そんな上田がファッション界で注目されている。兵庫県姫路市で開催されたイベントの場所は、スタイリッシュな古着屋。上田が店の棚に並べたのは色とりどりのキャップだ。ワンポイント刺繍があしらわれており、すべて上田のお手製刺繍。「ファッション界で今、大注目の刺繍芸人」として、デザイナーが即売や受注会を自ら行うポップアップイベントで上田のキャップはどんどん売れ、オリジナルのデザインを注文をする人もいる。自ら「既製品と比べたら天と地の差です」というが、味のある作品が受けているのだ。

 上田が刺繍を始めたのは、別れた彼女がきっかけ。2年前、独学で始めて1人でインスタグラムにアップするうちに「購入したい」という声が届き、アパレルメーカーから注文が入るように。キャップは「2年で1200個くらい作りました」という。ファッション業界で上田の刺繍に注目しているのは名だたる店ばかり。バーニーズニューヨーク、ユナイティッドアローズ、ナノユニバース、コンバース・トウキョウなど。「よう見つけてくれたな、と。地下53階くらいにいる男を…」と苦笑する。バーニーズニューヨーク銀座店バイイングチーム・神子島孝治氏は、人気の秘密を「オンリーワンが一番の魅力。既製品にない手刺繍の温かみがある」と分析する。

 上田の作業場は自宅マンション。ロータイプのテーブルの上に刺繍道具を広げると、オーダーに合わせてペンでいきなりキャップに直接下絵を描き始める。ここ2年間、「刺繍をやっていない日は1日もない」そうだ。この春に向けて、全国に17店舗を展開する大手セレクトショップ「エディフィス」から作品のオーダーが入った。テーマを与えられて作るのは初めて。上田作品を持っている南海キャンディーズ・山崎静代(39)の話を交え、上田歩武の手刺繍の世界に迫る。

 他の出演はナビゲーター・黒田博樹(43)、VTRナレーション・手塚理美(57)。

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2019年2月2日のニュース