王将戦挑戦者決定リーグ戦 大混戦!プレーオフへ

[ 2018年11月22日 05:30 ]

 将棋の第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグ戦は21日、東京都渋谷区の将棋会館で佐藤天彦名人(30)―豊島将之2冠(28)の1局を行い、昨期挑戦者の豊島が83手で佐藤を下した。

 この結果、7人中5人が2敗となる大混戦。26日の最終一斉対局ではすでに4勝2敗でリーグを終えている広瀬章人八段(31)を含め3人が4勝2敗で並ぶことが確定し、久保利明王将(43)への挑戦者決定はプレーオフへと持ち越された。

 王将戦は3者以上が首位に並んだ場合、規定によりリーグランキング(前年順位)の上位2者が、プレーオフの出場権を得る。26日の勝敗次第ではランキング5位同士の佐藤と広瀬がプレーオフ出場を懸けて戦う可能性もある。「挑戦者になる可能性が残った。しっかり準備して力を出し切りたい」(豊島)、「拮抗(きっこう)した展開。最終局は、目の前の相手を倒すことだけに集中したい」(佐藤)とそれぞれ意欲を見せていた。

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2018年11月22日のニュース