山本彩 涙でNMB卒業「本当にやりきった」 ファンへの恩返し誓う「音楽で成功を」

[ 2018年11月4日 21:03 ]

NMB48劇場で最後の公演を終えた山本彩
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 NMB48の山本彩(25)が4日、大阪・なんばのNMB48劇場で卒業公演を行い、約8年間のアイドル活動に幕を閉じた。メンバー70人全員に見送られ、「本当にやりきったと」と感無量の表情。涙ぐみながらも「人生まだまだこれから。皆さんをすばらしい世界に連れ出していきます」と、卒業後も音楽の道で活躍することを誓った。キャプテンは5期生の小嶋花梨(19)が引き継ぐ。

 先月27日、大阪・万博記念公園で3万人を集めて行われた卒業コンサートではほぼ笑顔だった“さや姉”。何より大切にしてきた拠点劇場での最終ステージでは、少し感傷的になった。ファンの“彩コール”が響く中、「初めて立った時の景色は今も忘れていない。約8年間、通い続けてきた劇場に来なくなるんだと思うと寂しい。NMBは体の一部のようだったので、正直想像がつかない」と声を詰まらせた。

 この日でアイドル・山本彩を完結し、シンガーソングライターとの道へ。「皆さんへの恩返しは、これから続ける音楽に情熱を注ぎ、成功することだと思う。決して簡単な道じゃない。でも諦めるつもりはありません。次、皆さんに会う時今以上の私で帰って来られるよう、自分に厳しくやっていく」と宣言。「だから皆さん私のこと忘れないで下さい」と呼びかけた。

 2011年1月1日、同劇場のオープン初日にキャプテンに就任し、大黒柱であり続けた。その大きな役目をこの日、5期生の小嶋に託した。「辛くて苦しいことも多く、孤独も感じるグループのキャプテンを自分以外に託すのは心苦しいけど、NMBが大きくなるには必要。人として成長できる」と激励した。

 NMBを引っ張り続けた絶対エースの卒業に、劇場周辺は入場できなかったファンも多数集結した。

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2018年11月4日のニュース