“藤井キラー門下生”の出口「ひどい将棋になって…勉強が必要」

[ 2018年10月18日 05:30 ]

新人王決勝3番勝負第2局 ( 2018年10月17日    大阪市・関西将棋会館 )

大盤解説会会場での藤井聡太七段(左)と出口若武三段
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 藤井に連敗した出口は「あっさり終わってしまった。ひどい将棋になって…。勉強が必要ですね」と反省した。

 前王位の菅井竜也七段、A級棋士の稲葉陽八段らを擁し、対藤井で4勝1敗と圧倒的な勝率を残している井上慶太九段一門に所属。井上は、後手番から慣れない角交換に応じながら果敢に攻めたことに「よくやったと言ってあげたい」とねぎらった。

 ≪先輩・羽生竜王は階下で順位戦≫新人王の“先輩”でもある羽生善治竜王はこの日、同じ関西将棋会館で稲葉陽八段との順位戦最上位のA級の対局を行った。事前に日程が決まっており、日本将棋連盟関西本部の広報担当によると藤井戦が重なったのは「単なる偶然」という。藤井戦が最上階にある最上級の対局場「御上段の間」だったのに対し、羽生戦は、藤井の対局取材に詰めかけた報道陣控室と同じフロアの「水無瀬の間」。番勝負はA級の対局よりも優先されるため「普通の対応」(広報)だったという。

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2018年10月18日のニュース