伊藤麻希の魅力 プロレスもアイドルも全力で 従来の枠組みにはまらない“らしさ”

[ 2018年10月18日 13:21 ]

プロレスファンを魅了中の伊藤cDDT
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 昨年8月に始動した「IQプロジェクト」。さまざまなエンターテインメント活動を通して自己の可能性を九州から全国に発信する目的で始まり、1年あまりが過ぎた。伊藤麻希(23)はLinQを卒業し、エンターテインメント集団・トキヲイキルに籍を置きながら、女子プロレスラーとして活躍する。14日には福岡で凱旋公演を行った伊藤の魅力に迫った。

 熱いファイトでファンを魅了している伊藤が福岡に帰ってきた。14日に行われた東京女子プロレスの福岡公演。「初めて見る人のためにも、いつも通り最高のプロレスをしてやります。そして、いつも通り、伊藤が主役になります」。凱旋リングで有言実行し、熱いパフォーマンスで大歓声を浴びた。

 プロレスとの出合いは、11年のLinQ加入から2年後、13年の両国国技館だった。プロレス団体DDTが多様なジャンルとコラボレーションし、ウルトラセブンや俳優の坂口憲二も出場したイベントに、ゲストとしてリング登壇。アイドル時代は、自己主張が激しいキャラクターでアイドルファンから煙たがられることもあった伊藤だが、プロレスファンから歓迎された。「向いていることを確信しました」と振り返る。

 LinQ在籍中の16年にデビューし、17年1月から東京女子プロレスに本格参戦。同年6月にLinQを卒業すると、自ら「クビドル」と名乗り話題に。その後上京し、道場で週3回のトレーニング、ジムには毎日通い、体に磨きをかけた。

 伊藤には2つの魅力がある。他のレスラーは見た目も派手な技を仕掛けることが多い。伊藤はやや玄人好みの技でも、その精度を上げて魅力を引き出す。そして、もう一つはとにかく感情を前面に出すことだ。「嫉妬も憎しみもリングに叩きつけます」。そんな場面が今年1月にゲイレスラー・男色ディーノとの対戦であった。何度も痛めつけられる展開で立ち上がり、観衆の心をわしづかみ。意表を突き、相手の得意技であるキス攻撃「リップロック」をお見舞いした。自身のファーストキスをささげるという涙ぐましい努力も実らず、試合に敗れた。それでも悔いはない。「この世で一つだけの、伊藤のプロレスをすることに焦点をあててます」。悪役のヒール、善玉のベビーフェースという従来の枠組みに、はまらない伊藤らしさを存分に見せつけた。

 トキヲイキルのメンバーとして、ライブにも“参戦”して、アイドル活動も行う日々を送る。憧れのプロレスラーに「伊藤麻希」と自身を挙げる彼女から、今後も目が離せない。

 ≪役づくりで髪をピンクに「反響がよかった」≫演技力も高く評価されている伊藤は、12日から公開された阿部サダヲ主演の映画「音量を上げろタコ!」に出演している。バイきんぐの小峠演じるパンクボーカル・自滅の彼女“脱色グルーピー役”を務め、髪を初めてピンク色に染めた。「染めてみると周りの反響がよく、結局そのまま派手な髪にしてます」と話す。三木聡監督の一つ一つの役柄を愛する姿が心に残った。「主演でもない伊藤にも真っすぐ向き合い、台本になかったこともたくさん求めてくれて、楽しかったです」と感謝する。

 ◆伊藤 麻希(いとう・まき)1995年(平7)7月22日、福岡県生まれの23歳。得意技はドロップキック、逆エビ固め、ジャンピングDDT、倒れ込み式ヘッドバット、ダイビングヘッドバット。趣味は1人で遊ぶこと。身長1メートル60 

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