夏だ!TUBEだ!恒例スタジアムライブだ! 猛暑の中で30回目のステージ 初のゲストに若大将

[ 2018年8月26日 05:00 ]

噴水の中で熱唱する前田亘輝(撮影・森沢裕)
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 ロックバンド「TUBE」が25日夜、夏恒例の横浜スタジアム公演を行った。通算30回目のメモリアルステージ。初の歌唱ゲストとして加山雄三(81)を迎えたほか、噴水や炎、打ち上げ花火のド派手な演出で3万人を魅了。最高気温36度を記録した猛暑の横浜をさらに熱くした。

 ボーカルの前田亘輝(53)がアイスキャンディー売りに扮し、自転車を押して登場。笑いと歓声に包まれる中、「8月も終わりだけどまだ暑いね。まだまだ夏だね」と呼びかけ、ヒット曲「夏だね」でスタートした。

 午後6時の開演時も30度を超える蒸し暑さ。いきなり汗だくになって熱演すると、バラード曲「灯台」ではステージ下から噴き上がる約10メートルの水柱の中で、恒例のずぶ濡れ歌唱だ。

 夏の横浜スタジアム公演は1988年に初開催し、90年の千葉マリンスタジアムを挟んで今年が30回目。前田は「もの凄いプレッシャーを感じるよ。みんな今までで一番緊張している」と、メンバー自身も特別な思いでこの日を迎えたことを明かした。

 そんな記念すべきステージに祝福に駆けつけたのが湘南サウンドの大先輩である加山だ。30回目で初の歌唱ゲスト。サプライズで登場すると、どよめきに似た歓声に包まれ、加山の「海 その愛」「夜空の星」、TUBEの「湘南 My Love」を共演した。

 昨年はゲリラ豪雨と落雷で一時中断を余儀なくされたが、今年は晴天。3時間にわたって「シーズン・イン・ザ・サン」「あー夏休み」など全28曲を披露した。

 昭和に始まって平成最後の年に節目を迎えた夏の風物詩。前田は「昭和、平成ときて、31回目は次の年号で迎える。3年号をまたがります。今まで長い間、本当にありがとう」と感謝し、早くも来年の開催を告知した。TUBEの熱い夏はまだまだ続く。

 ≪最寄り駅構内でパネル展≫♪…横浜スタジアムに近いみなとみらい線の日本大通り駅構内では、過去29回の公演を振り返るパネル展が開かれ、メンバーの声による構内アナウンスも実施された。最寄りのJR関内駅前のショッピングセンターには記念撮影スポットも設けられるなど、街はTUBE一色となった。

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