鈴木亮平「西郷どん」ついに薩長同盟「裏にある人間ドラマ描かれている」

[ 2018年8月26日 09:30 ]

大河ドラマ「西郷どん」の第32回「薩長同盟」(26日放送)で相対する桂小五郎(左、玉山鉄二)と西郷吉之助(鈴木亮平)(C)NHK
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 俳優の鈴木亮平(35)が主演するNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜後8・00)は26日に第32回を放送する。幕末の画期的な出来事「薩長同盟」がついに描かれる。

 二度目の長州征伐の勅命が下されたが、薩摩は幕府に従わない姿勢を明確に打ち出す。西郷吉之助(鈴木亮平)は坂本龍馬(小栗旬)に、再び長州との仲を取り持ってほしいと頼み込む。龍馬は動き長州のために薩摩名義で銃や軍艦を買いそろえると桂小五郎(玉山鉄二)を説得するが、薩摩に対する不信感が強い桂は腰をあげようとしない。敵対関係にある薩摩藩と長州藩がどのように手を組むのか――。吉之助、桂、龍馬それぞれの葛藤や思いが交錯する。先週放送の次回予告で副題「薩長同盟」が発表されるとネット上では「ついに薩長同盟!」「憎み合ってる藩同士がどうやって手を組むのか、楽しみだ」といった反響があった。

 「薩長同盟」を描いた32話について、西郷役の鈴木は先日のドラマ試写会で「薩長同盟は幕末の出来事の中でも大変大きなもので、西郷や龍馬の人生のハイライトになるような出来事だった。『西郷どん』は裏にある人間ドラマ、登場人物の感情を大切にしている作品なので、薩長同盟の場面も人々の感情が世の中を変えていくんだということをうまく伝えられたと思う。俳優としてとても勉強になった」とコメント。

 桂役の玉山鉄二(38)は「視聴者の方が薩長同盟が締結されるんだという意識がある中、そこに向かうまでの流れを、どうやったら緊迫感のある物語にできるかと、綺麗になりすぎないように意識しながら作らせていただいた。糸がちぎれずに突っ張った感じが続いているような状態。とても重みのある回になったと思う」と充実した表情で語った。

 製作統括の櫻井賢氏も「過去の時代劇でも描かれてきましたが“テレビ史に残る薩長同盟”を描けたのではないかと自負しております」とアピールした。

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2018年8月26日のニュース