山崎賢人主演フジ“木10”「グッド・ドクター」好調の理由“テッパン医療もの”に3つの新視点

[ 2018年8月15日 10:00 ]

好調のフジテレビ“木10”「グッド・ドクター」に出演中の(左から)上野樹里、山崎賢人、藤木直人
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 夏クールで好調のドラマの1つが、俳優の山崎賢人(23)が主演を務めるフジテレビ“木10”「グッド・ドクター」(木曜後10・00)だ。視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は初回から5週連続で2桁をキープし、同局の伝統枠「木曜劇場」としては4年ぶりの高推移。「テレビ視聴しつ」(エイト社・東京)が行っている7月度の月間満足度調査でもドラマ部門全体(朝ドラ〜午後11時台ドラマ)でトップとなっている。

 今作は自閉症スペクトラム障がい(対人関係や言語の発達に偏りがある者)によりコミュニケーション能力に問題を抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群(特定の分野で優れた能力を発揮する者で、知的障がいや発達障がいを有することが多い)の医師が主人公。

 医療ドラマといえば、最近では米倉涼子(43)主演のテレビ朝日「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(12年〜17年)が大ヒットしたのはもちろん、昨年から振り返っても山下智久(33)主演のフジテレビ「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜THE THIRD SEASON」(17年7月期)、綾野剛(36)主演のTBS「コウノドリ」(17年10月期)、石原さとみ(31)主演のTBS「アンナチュラル」(18年1月期)、二宮和也(35)主演のTBS「ブラックペアン」(18年4月期)など、ヒットが続いており、今作の好調もその“テッパンコンテンツ”に乗ったとも言える。だが“どこかで見た医療もの”では視聴者からの支持は得られない。「グッド・ドクター」の好調の理由は、これまでの医療ドラマにはなかった新しい3つの視点にある。

 1つ目は“天才的能力を発揮できないスーパードクター”。例えば「ドクターX」をはじめとするスーパードクターの場合、その天才的能力を発揮することがストーリーの醍醐味となる。だが「グッド・ドクター」の主人公は医学書や症例をすべて暗記していることで観察眼に優れ、医学部も主席で卒業するほどのスーパードクターなのだが、自閉症スペクトラム障がいから同僚や患者とうまくコミュニケーションが取れず、今までのスーパードクタードラマのように才能がなかなか発揮されない。だが、次第にその才能に周囲が気づいていくことで、彼の能力をどうすれば発揮させられるか、主人公はもちろん同僚たちも徐々に成長を遂げていくという新鮮な視点が加わっている。

 2つ目は“癒やし”。医療ものはスピーディーな展開と生死を分ける緊張感のある描写が見どころだが、今作はそれだけでなく、癒やしの要素も加わる。小児外科医という従来あまりなかった設定で、主人公が子供たちと同じように無垢な気持ちで接している様には心が洗われる。音楽も優しい選曲ばかりで、その演出がいつもとは違った“癒やしの医療ドラマ”に仕上げている。

 3つ目は“俳優たちの好演”。主演の山崎は、これまでフジテレビ「好きな人がいること」(16年7月期)のイケメンシェフや日本テレビ「トドメの接吻」(18年1月期)のNo1ホストなど、本人のビジュアルに合わせたカッコいい役柄が多かったが、今回は子供のようにピュアな表情をするという難役を好演中。

 「テレビ視聴しつ」に寄せられた視聴者の感想を見ても「山崎賢人がうまい。以前のドラマとは全く違うので素晴らしい」(53歳・女性)「山崎賢人の演技にすごく引き込まれる」(31歳・女性)「山崎賢人君の演技力、半端ない」(17歳・女性)など、これまで見たことのなかった俳優・山崎賢人への評価が高い。ヒロインを担当する上野樹里(32)も主人公を決して見捨てない優しく厳しい指導医を好演しており、このコンビがドラマの質をさらに高めている。

 今まで多くの医療ドラマが誕生してきたが、また新たなヒット作になる予感に満ちた今作。最後まで注目していきたい夏ドラマだ。

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