C・ランズマン氏死去、「ショア」の仏映画監督 92歳

[ 2018年7月6日 01:58 ]

 フランスのメディアによると映画監督のクロード・ランズマン氏が5日、パリの病院で死去した。92歳。詳しい死因は不明だが、数日前から衰弱状態に陥り、入院していた。

 ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を取り上げたドキュメンタリー大作「SHOAH ショア」(85年)で名声を獲得した。

 25年パリ郊外生まれ。第2次大戦中は対ナチス・ドイツ抵抗運動(レジスタンス)に加わり、戦後はナチスのユダヤ人虐殺などを追及するジャーナリストとして活躍。約12年の製作期間を経て、上映時間約9時間半の「ショア」を公開した。

 哲学者サルトル、その恋人だった女性哲学者ボーボワールらと親交が深かった。(共同)

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2018年7月5日のニュース