辺見マリ、洗脳でヌード写真集&自宅売却 長女えみり悲痛「お母さんじゃなくなった…」

[ 2018年7月5日 22:38 ]

辺見マリ(右)と娘の辺見えみり
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 歌手の辺見マリ(67)が5日放送のフジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」(木曜後9・00)に出演。13年に及ぶ洗脳地獄の真相を明かした。

 81年に歌手の西郷輝彦と離婚。両親と2人の子どもを養うため9年ぶりに芸能界に復帰したが、仕事は地方のスナックやキャバレーのステージで、客からは“もう時代遅れ”と言われて次第に心身のバランスを崩すようになった。

 そんな時に知人の紹介で出会ったのが「拝み屋」と名乗る女性K。辺見は次々と自身の悩みを言い当てるKの能力を信じるようになり、ついには弟子入り。正座して2時間祈祷するといった“修業”に没頭するようになった。

 だが、半年後にKは「神の声が聞こえない」と言い出し突然失踪。心の寄りどころを失った辺見は絶望しながらも“修行”を続けていたが、ある日、同じく弟子の一人だった女性Aが「神の声が聞こえるようになった」と宣言。それから辺見は「拝み屋A」によって金銭を搾取されていった。

 Aは「マリさんのお金は悪いお金。お金は博打で捨てろ」と辺見の財産をギャンブルに費やし、さらには「写真集を出しましょう」と提案。Aのアイデアによって発売されたのが93年のヌード写真集だった。

 さらにAは辺見に「とんでもない恐ろしいことが家族に起こる」と告げるなどし、金銭の要求もエスカレート。辺見は家族の猛反対も押し切って自宅を売却し、ついには全財産を失った。

 洗脳によって失った総額は4億9000万円。その後、Aが失踪したことによって洗脳が解け始め、しばらく経ってAから「お金を送ってほしい」と身勝手な電話があったことから、だまされていたことに気付いたという。

 長女の辺見えみり(41)は「お母さんじゃなくなっちゃったなと思った…」と当時を回想。スタジオで娘のインタビューを見た辺見は「家族を守るため、家族を不幸にしていた。それは間違いない」と過去の過ちを悔んだ。

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2018年7月5日のニュース