荒木氏「僕はジョジョのポーズできない」、ドカベン終了には「勇気ある行為」

[ 2018年6月22日 06:30 ]

キービジュアルをお披露目する漫画家の荒木飛呂彦氏(右が東京会場:空条承太郎・左が大阪会場:ディオ)
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 人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の漫画家、荒木飛呂彦氏の(58)の原画展で、8月24日から東京・六本木の国立新美術館で開かれる「荒木飛呂彦原画展 JOJO―冒険の波紋―」の記者発表会が21日、同所で開かれた。

 荒木氏は発表会後、スポニチ本紙などの取材に応じ、原画展への思いなどを語った。

 荒木氏の画風の大きな特徴の一つが「ジョジョ立ち」に代表される印象的なポーズ。斬新な発想の秘密に迫るコーナーも企画中という。荒木氏のポーズへのこだわりは「ジョジョ」連載開始前にイタリア旅行した頃からとされる。著書では美術館でたまたま見た彫刻からインスピレーションを得たと記している。

 「実際に再現するのが不可能なポーズを常に研究しています。ヨガを見に行ったり、自分もやってみたり」と着想方法の一端を明かした。ちなみに自身は体が硬い方だと明かして「むしろ、できないポーズを探しています。そこにファンタジーがあるので追及している」と熱弁した。

 シリーズは昨年30周年を迎え、今回の原画展を「その集大成」と位置づけている。以前の原画を見ると「未熟な部分もあり、直したくなりますよ」とウズウズする気持ちにもなるようだ。「今なら、ここはこういう風に描くのに…と思うけど、描いた当時の日記みたいなものですからね。あえてこらえている」と明かした。

 デジタルツールで描く作家も増えたが、印刷された絵に対して「原画はライブ」だといい、今もアナログな手法で描いている。「印刷された絵とは違うと感じる部分が必ずある」と多くの人の来場を期待した。

 また、ジョジョを超える長寿作品で、水島新司氏の人気野球漫画「ドカベン」シリーズが来週で完結することにも思いを述べた。「漫画は続けるのも難しいが、終わるのはもっと難しい。作家として決着をつけなくてはと考える。凄くエネルギーがいること。本当に終わられるなら、勇気ある行為だと思います」と水島氏の心中を察した。

 原画展は10月1日まで。大阪文化館・天保山(大阪市港区)でも11月25日〜2019年1月14日に開催される。入場チケットはともに完全日時指定制(午前10時から2時間ごとに)、数量限定で販売。一般1400円。23日午前10時から販売開始。詳細は展覧会ホームページ(jojoex−2018.com)で。

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