ルシュカ 目指すは「聞くと少し幸せな気分になる声」、海外含め幅広い活動視野

[ 2018年5月14日 07:00 ]

落ち着いた深みのある声が好評のルシュカ
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 音声プラットフォーム「ボイシー」で配信中のスポニチ公式ニュース、各曜日の担当パーソナリティーを連載で紹介。第2回は月曜担当・ルシュカ。

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 新しい1週間の始まり。ブルーマンデーのちょっと憂うつな朝の気分も、ルシュカの落ち着いた深みのある声を聞けば自然と消えていく。読まれているのはニュースなのに、軽やかな音楽に包まれているかのような心地よさ。それは、彼女が追求する声の表現から生まれている。

 「耳触りの良い声、聞くと少し幸せな気分になる声を目指しています。“ルシュカ”という楽器の音色に身を委ねていただけたらうれしいです」

 08年からニコニコ動画の投稿カテゴリ「歌ってみた」で音楽活動をスタート。豊かな感情表現と正確な英語の発音でたちまち注目シンガーとなった。「大学の先輩がドラムの演奏動画をアップしていて、楽しそうだなと思って。自分は歌を…というのがきっかけです」。次第に企業やクリエーターからコラボのオファーが舞い込むようになり、数々の人気テレビアニメ、映画、ドラマの伴奏音楽などで活躍。ツイッターのフォロワー数は2万4000人以上と、今や多くのファンから支持されるアーティストだ。

 これまで培った表現力で、音楽以外のジャンルにも活動の幅を広げようとしている。スポニチ公式ニュースはその第1弾。読み上げるニュースには早くも自身ならではの彩りを添えている。「自分の声を楽器として残していきたい、もっといろいろな言葉を奏でたいという思いがあります」。見据えているのはニュースだけではない。ナレーション、朗読、英語力を生かした海外展開…。日本のポップカルチャーシーンから生まれたルシュカという“楽器”の挑戦は、始まったばかりだ。

 ◆ルシュカ 1988年(昭63)4月8日生まれ、東京出身。テレビアニメ番組、映画、ドラマなどのサウンドトラックのシンガーとして活躍中。自身のツイッターではまるでパティシエのようなお菓子づくりのレパートリーや腕前も披露。

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