小柳ルミ子 サッカー本発売に思わず涙「新曲発売よりも嬉しい」

[ 2018年5月12日 16:00 ]

自書「パスコースがない?じゃあ、つくればいい。ルミ子の勝手にサッカー学」刊行記念スペシャルトークショー&サイン会で感極まる小柳ルミ子
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 芸能界屈指のサッカー通として知られる歌手の小柳ルミ子(65)が12日、都内の書店で自書「パスコースがない?じゃあ、つくればいい。ルミ子の勝手にサッカー学」刊行記念イベントを行った。

 イベント前には報道陣の前でもサッカー愛を爆発させ、趣味が高じてサッカー本まで出版したことに思わず涙を流した。「もう今、現実とは思えないほど興奮しています」とあいさつし、「感動してます」と話すと思わず感涙。「サッカーが好きで、ずっとノートに書きためてきたことをこのような形で本として出版できるなんて夢のよう。新曲発売よりも嬉しいかもしれない。曲というのは他力。作詞作曲家がいて、アレンジャーがいて、ある意味、神輿に担がれている感じ。サッカーに関しては自力でやってきたという自負があるので、もう文字通りお腹を痛めて産んだ子という感じがする。本当に嬉しい」と感激した。

 テレビ観戦も含めて、年間2000試合を観戦するという小柳。「大概の方には嘘だろと言われるが、オフの時は10試合、仕事がある日も5試合。平均して5、6試合ぐらい。年間にすると、2000試合ぐらい見てる。私って病気か?というぐらいサッカーを見ている。嘘偽りない観戦数です。1週間ぐらい生活をともにしないと信じてもらえないかも」と笑った。それでも「全然眠くないですし、睡眠時間を減らせば見られる。私にとっては睡眠よりもサッカーを見ることが何よりの健康法かもしれません。いつでもどこでもサッカーを見られる環境にしています」と胸を張った。

 「サッカーから学んだ人生哲学とか、分析とか、それがすべての仕事に通じる、あらゆる人との人間関係に通じるということを掘り下げて書いた」と自信を見せた小柳。サッカー選手に大事なものは「最後に『い』の付く言葉が多いという“『い』の法則”」も編み出した。この「『い』の法則」を“サカ友”であるという浦和DF槙野智章(31)が「写メして帰った」とニヤリ。「(槙野から)『将来、僕が監督になったら分析スタッフとしてよろしくお願いします』って言われましたから。その日が来るのを待ってます」と話した。

 サッカー通も浸透し、サッカー関連の仕事も増えている。そんな状況に「認められたような気がして嬉しい」と笑顔。「(今後も)サッカーのお仕事なら何でもやらせていただきたい。本当に自分の趣味がお仕事につながって、本まで出版させていただくなんて夢にも思わなかった。サッカーの魅力を知っていただく架け橋になれたらいいと思っている」とし、「サッカーといえば、芸能人では小柳ルミ子という認識を深めていただきたい」と欲を見せた。

 いよいよ6月には「4年待ちに待った」W杯ロシア大会が開幕する。「6月のW杯期間中はサッカー以外の仕事は入れません。その分、他の月で一所懸命仕事して、6〜7月にかけてはサッカー以外の仕事は入れないです」とキッパリ。「だって、4年に1度ですよ。見ないなんておかしい。一生の長いうちでたった1カ月ですから、仕事しなくたって」と力を込めた。

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