フジ「極タウン」“移住”で差別化 「めちゃイケ」後継“土8”重圧も挑戦「試行錯誤しながら」

[ 2018年5月5日 11:00 ]

「住人全員がカンフーの達人の町in中国」のVTR(上)を見る(下、左から)東野幸治、山本美月、土屋アンナ、恵俊彰(C)フジテレビ
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 ディレクターが極端な町(極タウン)に移住して魅力を伝えるフジテレビの新番組「世界!極タウンに住んでみる」(土曜後7・57)が5日、午後7時からの2時間スペシャルでスタートする。今年3月に21年半の歴史に幕を下ろした長寿バラエティー「めちゃ×2イケてるッ!」の土曜午後8時枠“土8”の後継。「世界の珍しい場所」をテーマにしたコンテンツは各局にあるが、フジ編成企画の加藤達也氏に差別化を図るポイントや“土8”枠の重圧などを聞いた。

 スタジオのMC・東野幸治(50)とパネラー・恵俊彰(53)が移住VTRを見ながら、過酷な移住ロケを終えて帰国したディレクターの報告を受けるスタイル。初回は「住人全員がカンフーの達人の町in中国」「砂漠に囲まれたオアシスの町inペルー」を取り上げる。初回のゲストは土屋アンナ(34)山本美月(26)。

 旅・紀行バラエティーは日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」、テレビ朝日「陸海空 地球征服するなんて」、TBS「クレイジージャーニー」など各局がしのぎを削る中、どのように特徴を出していくのか。加藤氏は「大きく意識している点は2点あります。1つ目は実際に生活してみるという点です。住居を探す、水や電気をひくなど生活していく上でなくてはならない作業の中や実際に生活してみるからこそ分かる情報をバラエティーとして見せていくところが他の番組との一番の違いだと思います。2点目は撮影方法です。この番組は移住ディレクターの主観のカメラを多用します。視聴者の皆さんがまさに移住体験をしているかのように感じていただけるのが新しい、他にはない番組なのではと思っております」と企画意図とともに説明した。

 中国の“カンフーの達人だらけの町”に移住したのは木村彩乃ディレクター(37)、ペルーの“砂漠の中に突如現れたオアシス”に移住したのはディレクター1年目の青木祐太氏(27)。木村ディレクターは「本当に、そんな町があるのか?というところからスタートしていますので、何もなければ撮れ高はゼロです」、青木ディレクターは「砂漠の中のオアシスの水が濁っていたので、全部抜けないかを役所に相談したのですが、門前払いでした。ちょっと他局の人気番組にあやかってみたかったのですが、ダメでした」と苦労を明かす。

 MCはフジテレビ「ワイドナショー」、大阪・ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」など情報番組も板についてきた東野。加藤氏は「東野さんはご自身でも旅をたくさんされている方なので、その経験を通して視聴者と番組の架け橋になっていただけたらと思っております」と起用理由を説明。「VTRには基本的には有名な演者さんが出演されていないので、東野さんの独自の目線やツッコミなどのガイドを通してよりVTRを楽しむ見方を提示していただけるのではないかと思っております。スタジオでは移住したディレクターからより深く体験したことやVTRになかったこぼれ話を広げてほしいと思っております」と東野の話術に期待している。

 “土8”枠は1981〜89年に「オレたちひょうきん族」、96年からは「めちゃイケ」を放送。お笑いのイメージが強いが「『めちゃイケ』が、構成がとにかく練られた華やかな演者さんが多い、フジテレビらしい番組だとすると、『極タウン』は全く真逆にあるかもしれません。いい意味でフジテレビっぽくないといいますか、派手な演者も出ませんし、とにかくVTR勝負で起きたことを余すところなくリアリティーを追求する体感型ドキュメントバラエティーです。“土8”はとにかく偉大な番組を放送してきた時間帯ですが、全く今までとは毛色の違う番組ですので、プレッシャーもありますが、とにかく様々な企画を試行錯誤しながらスタートできればと思っております」とチャレンジ精神を示した。

 東野は「めちゃイケ」の後番組について「(プレッシャーは)全然ないです。フットボールアワーの後藤(輝基)が『SMAP×SMAP』の後番組(『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』)をやったじゃないですか。その時、後藤が『誰かがやらなきゃいけない』みたいなこと言ったのが記事になって。こいつ、カッコええなーって思ったんですよ。こいつ、男気あるな、と。それで、この(『極タウン』の)話を頂いた時に『やりますー』言うて。後輩の後藤に男気を教わりました」とオファーを受けた経緯を説明。

 「スマスマ」の後番組「もしズレ」は1年で終了したが「まぁ、そういう世界ですしね。お話を頂いて、ご縁があってやらせていただいていますし。チームワーク良く、いい番組にしていければと思います。僕は意外と歯車の1つと考えていて、視聴率とか気にしないんですよ。そんなこと気にしていたら、この仕事受けませんよ」と笑い、自然体を強調している。

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