藤井四段 同期に敗れ今年は黒星発進 谷川九段との対局実現せず「もっと力をつけて…」

[ 2018年1月6日 19:16 ]

関西将棋会館で行われた注目の“同期ライバル対決”王位戦予選ブロック準決勝の大橋貴洸四段VS藤井聡太四段の対局には多くの報道陣が駆けつけた
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 将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(15)が28日、大阪市内の関西将棋会館で指された王位戦予選ブロック準決勝で大橋貴洸四段(25)に104手で敗れ、今年の公式戦初戦を白星で飾れなかった。

 大橋は一昨年10月に一緒にプロになった唯一の同期。本局では、昨年11月末の棋聖戦1次予選で敗れた時と同様、序盤で得意の横歩取りに誘導した大橋の流れになり、そのまま押し切られた。

 これで対戦成績は2勝2敗の五分。初めて藤井に2つ目の黒星を付けた棋士となった大橋は「偶然ですが対局も多くて」と謙そんしながら、藤井の手筋について「ある程度研究している」とライバル意識を隠さなかった。

 一方の藤井は「奨励会では先輩。自分は同期という意識は少ない」としながら、勝てば実現していた、同じ中学生棋士としてデビューして21歳で史上最年少名人になった憧れの谷川浩司九段(55)との公式戦初対局がお預けになったとあって、落胆の色は隠せない。対局終了後、扇子を持つ手を小刻みに震わせながら、「もっと力をつけて活躍できるように頑張っていきたい」と1年の抱負の言葉を振り絞った。

 現在、藤井は今年度の対局数(56)、勝数(45)、勝率(.804。30対局以上が対象)、連勝(29。前年度から連勝継続の場合はそれも含む)の4冠をキープ。一方の大橋も対局数で4位(44)、勝数で2位(34)、勝率で3位(・773)と上位に名を連ねており、2人で棋界を席巻している。

 将棋連盟の関係者は「藤井がいない普通の年だったら、大橋も相当騒がれていたのは間違いないぐらいの実力者。2人で切磋琢磨し今後の将棋界を盛り上げてくれるのでは」と期待。同期の大物ライバル対決は今後も注目を浴び続けそうだ。

 藤井の通算成績は55勝11敗。次局は11日、竜王戦予選5組初戦で中田功七段(50)と対戦する。

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