月9「海月姫」注目の“尼〜ず”は木南晴夏&松井玲奈&内田理央&富山えり子

[ 2017年12月18日 05:00 ]

月9「海月姫」でオタク女子4人グループ“尼〜ず”を演じる(左上から時計回りに)木南晴夏、松井玲奈、富山えり子、内田理央(C)フジテレビ
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 東村アキコ氏の同名人気漫画を初めてテレビドラマ化するフジテレビ“月9”「海月姫(くらげひめ)」(来年1月スタート、月曜後9・00)で、自らを“尼〜ず”と名乗るオタク女子4人のキャストが決まった。枯れ専のジジ様に木南晴夏(32)、鉄道オタクのばんばさんに松井玲奈(26)、三国志オタクのまややに内田理央(26)、和物オタクの千絵子に富山えり子。松井、内田、富山が月9初出演となる。松井のアフロヘア、内田のジャージ姿など衝撃のビジュアルが公開された。

 芳根京子(20)演じる筋金入りの“クラゲオタク女子”月海(つきみ)が女装美男子・蔵之介(瀬戸康史)と童貞エリート・修(工藤阿須加)の凸凹兄弟に出会い、新しい自分と新しい生き方を見つける姿に加え、兄弟と三角関係に陥って自分には一生縁がないと思っていた恋を知る姿を、ギャグを交えながら描く新感覚の“シンデレラ・コメディー”。

 同局編成企画の渡辺恒也氏が「尼〜ずの完成度の高さが、このドラマの成功の鍵を握っていると言っても過言ではありません」と言うほど。注目の配役が明らかになった。

 尼〜ずの4人は月海と一緒に男子禁制アパート「天水館」で暮らしている。2014年公開の映画版はジジ様を篠原ともえ(38)、ばんばさんを池脇千鶴(36)、まややを太田莉菜(29)、千絵子をアジアン・馬場園梓(36)が演じた。

 「せいせいするほど、愛してる」「貴族探偵」などのバイプレイヤーぶりが好評だった木南は「漫画の大ファンだったので、このドラマに参加できることがとてもうれしいです。好きな作品だけにプレッシャーはありますが、『海月姫』の世界観を楽しみたいです。とにかく影が薄い役なので、ほぼ存在感を消すことに徹底しています。あとは立ち姿だったり、見た目を少しでも原作に忠実に再現したいと思っています」と意気込み。

 15年のSKE48卒業後、進境著しい松井は「『海月姫』はもともと好きな作品だったので、尼〜ずとして参加できること、そして、ばんばさんという出会ったことのないタイプの役を頂けてガッツポーズが出ました!まずは楽しみたいです!原作のばんばさんは小さいのですが、背の高いまややと一緒にいることが多いので、2人の身長差を感じてもらえるように、できるだけ丸まっているよう意識しています。鉄道好きという部分では素の自分との共通点がありますが、それだけではない、ばんばさんの心の世界を寡黙なお芝居の中で出せるようにしたいと思います」と役作りに余念がない。

 雑誌「MORE」の専属モデルも務める内田は「ビックリしました!まややは尼〜ずの中でも切れ長の目で背が高く、とにかくキャラクターが激しいイメージなので、なぜ自分に…と。でも母と親友に話したら『ピッタリじゃん!いつもそんな感じだよ』と言われました」と苦笑いしながら「私も学生時代、このような上下ジャージ姿で一歩も外に出ず、家で漫画を読んでいたオタクの時期があったので、気持ちが分かります。その時代を思い出して頑張ります!」と抱負。

 舞台を中心に活躍してきた富山は「率直に非常にうれしかったです。前から漫画を読んでいて“髪をまとめたら、ちょっと似ているかもしれない”と感じていたので“この容姿で良かった!”と思いました。千絵子は目力があるし、特徴ある目で感情を表すことが多いので、いかに近づくか…普段から目に力を入れる練習をしています。早く着物に慣れるようにしなくては、とも思っています。天水館は“住んでみたい”と思っているので、これからの撮影も楽しみです」と張り切っている。

 渡辺氏は「原作の再現度とキャラクターのインパクト、そしてドラマならではの現実味、という3つの要素が絶妙に組み合わさった最高のキャスティングができたと自負しています」と手応え。「尼〜ずはみんなそれぞれのオタク道を究めようとする求道者たちの集まりですが、それが故に外の世界と関わることに臆病になってもいます。そんな彼女たちがこのドラマでの出会いを通してどう変わっていくのか、視聴者の皆さんには自分の親しい友達を見るかのように、見守っていってもらえればと願います」と呼び掛けている。

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2017年12月18日のニュース