役所広司主演「陸王」第9話は15・7% 最終回へ好調キープ

[ 2017年12月18日 10:00 ]

TBSドラマ「陸王」に出演する(左から)山崎賢人、役所広司、竹内涼真
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 俳優の役所広司(61)が主演を務めるTBS日曜劇場「陸王」(日曜後9・00)の第9話が17日に25分拡大で放送され、平均視聴率は15・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。前回から1・8ポイント減も、15%超の好調をキープ。次回、最終回を迎える。

 第1話(10月15日)は日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」2時間スペシャル(20・4%)、第2話(10月29日)はフジテレビ「プロ野球・日本シリーズ」(11・2%)、第4話(11月12日)はテレビ朝日の映画「シン・ゴジラ」(15・2%)、第6話(11月26日)は日本テレビ「誰も知らない明石家さんま」(13・9%)、第7話(12月3日)はテレビ朝日「M―1グランプリ2017」(15・4%)と裏の強力番組とぶつかってきた。

 その中、第1話=14・7%、第2話=14・0%、第3話=15・0%、第4話=14・5%、第5話=16・8%、第6話=16・4%、第7話=14・7%と好調に推移。第8話=17・5%と自己最高をマークした。

 昨年7月に発売された作家・池井戸潤氏の同名小説(集英社)をドラマ化。同局による池井戸氏作品のドラマ化は「半沢直樹」(2013年10月クール)「ルーズヴェルト・ゲーム」(14年4月クール)「下町ロケット」(15年10月クール)に続き、4回目。経営危機にある創業100年以上の老舗足袋業者「こはぜ屋」が会社存続を懸け、ランニングシューズ“陸王”の開発に挑む企業再生ストーリー。脚本・八津弘幸氏、チーフ演出・福澤克雄氏のゴールデンコンビが、またもタッグを組んだ。

 役所の連続ドラマ主演は02年のフジテレビ「盤嶽の一生」以来15年ぶり。TBSの連ドラ主演となると、1997年7月クール「オトナの男」以来20年ぶり。こはぜ屋の4代目社長・宮沢紘一を演じる。紘一の長男・大地に山崎賢人(23)、こはぜ屋のランニングシューズを履く「ダイワ食品」陸上部の長距離ランナー・茂木裕人に竹内涼真(24)と今をときめく若手人気俳優をキャスティング。箱根駅伝3連覇の青学大陸上競技部長距離ブロックの原晋監督(50)が走法指導と監修として参加。竹内らランナー役の出演者を鍛え上げた。

 第9話は、窮地に陥るこはぜ屋の起死回生の手段として、宮沢(役所)はフェリックスの御園(松岡修造)からの買収話に応じようとする。その条件は、こはぜ屋にも決して悪くはない。しかし、聞きつけたあけみ(阿川佐和子)らこはぜ屋の社員は猛反発し、社内は決裂。頭を抱える宮沢に、飯山(寺尾聰)は買収話には更なる裏が何かあるのではないかと言う。一方、“陸王”なき今、茂木(竹内)はRIIに再び足を入れ…という展開だった。

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2017年12月18日のニュース