ピース又吉 初のドラマ脚本 映像を見て上機嫌「渋谷を歩きたくなった」

[ 2017年12月18日 13:09 ]

ピース又吉が脚本を手掛けたNHKドラマ「許さないという暴力について考えろ」の会見に出席した(左から)森岡龍、森川葵、宮本信子
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 芥川賞作家のピース・又吉直樹(37)が脚本を手掛けたNHK総合のドラマ「許さないという暴力について考えろ」(26日後10・00)の会見が18日、東京・渋谷区の同局で行われ、出演の森川葵(22)、森岡龍(29)、宮本信子(72)が出席した。

 上京してから10年ほどは渋谷で暮らしていたという又吉が、すべてを受け入れる街・渋谷で、自分を許し、人を許すことの大切さを問うドラマのオリジナル脚本に初挑戦。会見にはスケジュールの都合で欠席したが、「タイトルは自分に向かって言っている。ドラマを見て渋谷を歩きたくなった。よっぽど気分のいい時にしか思わないことです」と絶賛のコメントを寄せた。

 渋谷で暮らし、服飾デザイナーを目指す専門学校生を演じた森川は、脚本を読み「見たことのないストーリーが広がってすごく楽しく、1冊の新作を読ませていただいている感覚でした」と笑顔。撮影を通して、「私も自分に自信が持てなくて、出演した作品をすごくいいですよと言えなかったけれど、それは周りをイヤな思いにさせることに気づいた。自分を許すことがすごく大切だと、道が切り開かれました」と成長を実感している様子だ。

 渋谷に関するドキュメンタリーを作るディレクター役の森岡も、「タイトルが情熱的で、ページを開く前から面白くなる予感がした。めくる度にクスッと笑ってしまう、素敵なセリフとエピソードが並べられていた」と感激の面持ち。渋谷をふかんで見つめるメタファー的存在の宮本は、「不思議な役だからこそ、やりたいと思った。又吉さんの、攻撃的だけれど優しさが詰まっている作品です」と話していた。

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2017年12月18日のニュース