藤井四段 A級棋士に勝った!公式戦3度目の挑戦で初

[ 2017年12月16日 05:30 ]

松尾八段(右手前)との感想戦中に柔らかな笑顔になる藤井四段
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 将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(15)は15日、東京都渋谷区の将棋会館で指された朝日杯2次予選F組初戦で屋敷伸之九段(45)を激闘の末下し、公式戦初のA級棋士斬りに成功した。続く2局目も実力者の松尾歩八段(37)に勝ち、16人で争われる本戦トーナメント進出(来年1月)を史上最年少で決めた。

 屋敷戦は壮絶な打撃戦だった。先手番で序盤から仕掛けまくった大先輩に対し、藤井も負けじとパンチを繰り出す。終盤は飛車打ちで相手王の逃げ道をふさぐ。逆転の目を模索する屋敷の王を手際よく仕留め「公式戦という舞台でA級の先生に勝てたのは自信になりました」と明かした。

 プロ入り以降、羽生善治・現竜王(47)含め5人のA級棋士を手玉に取った藤井だが、いずれも企画対局。公式戦では豊島将之八段(27)、稲葉陽八段(29)の2人に屈している。ともに完敗だった。

 だがこの日の屋敷戦は際どい勝利ながら貫禄すら漂わせる内容。17歳でタイトル挑戦、18歳で棋聖位獲得という棋界最年少記録を持つ難敵に土をつけ、中学生での棋戦優勝の可能性を残した藤井は「強敵ばかりの2次予選を勝ち抜けたのはとてもうれしいです」と、シンプルに喜びを表現した。

 次戦は23日の叡王戦。こちらもA級所属の深浦康市九段(45)と対決する。

 ▼A級 名人への挑戦権を争うのが順位戦で、各棋士はA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組の5クラスに振り分けられている。その最上位が現在11人所属のA級。名実ともに将棋界を代表する棋士となる。藤井の現在の所属はC2。

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