“国際女優”鈴木紗理奈 凱旋舞台で涙と笑いのあいさつ「あ、シングルです」

[ 2017年8月19日 16:47 ]

思わず涙ぐむ鈴木紗理奈
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 7月にスペインで開催された「マドリード国際映画祭」で最優秀女優賞を受賞した鈴木紗理奈(40)が19日、地元・大阪で凱旋舞台あいさつを行った。

 受賞主演作「キセキの葉書」が関西先行上映初日を迎えた東大阪市の布施ラインシネマで、受賞をあらためて報告。「これまでの人生、お仕事を頑張ってきましたが、シングルマザーとして歯を食いしばってきた日があった。ご褒美いただいたような気持ちです」と感極まった。

 5月に完成披露試写会を行った同所に“国際女優”として帰って来た鈴木。満員の客席から大きな拍手が送られ、「感謝の気持ちでいっぱい。この映画に出会って人生が変わりました」と語り、「お芝居に魅了され、この映画をきっかけに役者への夢に真正面に向かってやっていきたいと思わせてもらった」と、涙を流した。

 また、「素晴らしい監督との出会いで海外の賞まで取らせて頂いて人生が…40歳になるんですけど」と言った後で、「あ、シングルです」と付け加え、笑わせる場面もあった。

 同作では、阪神大震災から半年後の兵庫・西宮市で難病の娘と認知症と鬱病を併発した母を世話する中で試練を乗り越え、ひたむきに生きる女性を熱演した。ジャッキー・ウー監督から「彼女が持っている内に秘めた優しさ、生き方、思いが原作に近づき、肩を並べることができた。鈴木紗理奈でないとできなかった」と絶賛され、感激していた。

 同館で25日まで先行上映、11月4日全国公開。

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2017年8月19日のニュース