“プレ紅白”歌謡チャリティーコンサート今秋限り?NHKが終了検討

[ 2017年8月19日 08:41 ]

秋川雅史と秋元順子
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 1990年にスタートし、毎年開催されてきたNHK歌謡チャリティーコンサートの今秋限りでの終了が検討されていることが18日、分かった。夏の歌謡祭「思い出のメロディー」と並ぶ大型音楽番組として親しまれてきたが、このままでは開始から27年でその歴史にピリオドを打つことになる。

 歌謡チャリティーコンサートは毎年春と秋に開催。演歌やポップス、シャンソンまで幅広い分野の歌手がノーギャラで出演し、コンサートの収益金は障がい者へのチャリティーなどのために使われてきた。

 番組で評判になった歌手が、大みそかの紅白歌合戦に出場するケースも多かった。06年に出演したテノール歌手の秋川雅史(49)は「千の風になって」で、08年に出演した秋元順子(70)は「愛のままで…」で大きな反響を受け、紅白初出場につなげた。また、01年の司会を務めた女優の仲間由紀恵(37)が05年から4度にわたって紅白でも司会に起用されるなど、視聴者の間では“プレ紅白”としても親しまれた番組だった。

 関係者は「歌謡チャリティーというスタイルを見直したいのだろうが、長年楽しみにしてきたファンも多い番組だけにもったいない。仮に終わったとしても別の形で同じような企画を立ち上げることを含めて検討していく」と話している。

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2017年8月19日のニュース