leccaこと斎藤礼伊奈が都議選出馬へ 都民ファーストが擁立

[ 2017年4月13日 06:30 ]

都民ファーストの会が公認する方針を固めたleccaこと斎藤礼伊奈
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 東京都の小池百合子知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」が、7月2日投開票の都議選でシンガー・ソングライターの「lecca」(レッカ)こと斎藤礼伊奈(38)を公認候補として擁立する方針を固めたことが12日、分かった。同会が運営する「希望の塾」の塾生で、早ければ今月中にも発表される見通し。これまで伏せていた本名も公表することになった。

 斎藤は早大在学中だった00年に音楽活動を開始。レゲエを軸にした楽曲で人気を集め、代表曲「For You」は09年USENリクエストチャート年間1位を記録。15年に発表した「前向き」は今季のプロ野球で巨人の阿部慎之助選手のテーマ曲に使われている。

 関係者によると、早大では政治経済学部政治学科に進学。国際社会への理解を深める模擬国連大会に参加するなど政治への関心は強かった。11年に第1子、15年に第2子を出産し子育てをする中、待機児童問題に直面したことなどから「都政について学びたい」との思いが強くなったという。

 昨年10月から希望の塾に入り、今年1月に都議選候補者の選抜試験に合格していた。東京都多摩市で育ったことから、同市が含まれる南多摩選挙区(定数2)から立候補するとみられる。

 「はっきりと論理的にものを話し、行動力がある」(知人)という歌姫。マイクを握る場をステージから街頭へ移して、自民党との全面対決ムードが高まる都議選を「烈火のごとく」熱くする。

 ◆斎藤 礼伊奈(さいとう・れいな)1979年(昭54)2月26日、東京都江東区生まれの38歳。06年にメジャーデビュー。プロ野球選手やJリーガーらアスリートにもファンが多く、12年には日本武道館で単独公演を成功させた。「lecca」の由来は「烈火のごとく」から。

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2017年4月13日のニュース