おしどり夫婦…ペギー葉山さん「ドレミの歌」支えに夫を献身介護

[ 2017年4月13日 06:50 ]

ペギー葉山さん死去

ペギー葉山さん(2011年撮影)
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 ペギーさんは、歌が好きだった母親の影響で幼い頃から洋楽にも親しみ、高校在学中から米軍キャンプで歌った。上品でおっとりとした魅力の一方、米軍キャンプで歌うことに激怒した父親の反対を押し切る頑固な面も持ち合わせていた。

 根上さんと結婚したのは、ペギーさんが31歳、根上さんが42歳の時。68年に長男・英児さんが誕生。芸能界きってのおしどり夫婦として知られ、夫婦で書道をたしなみ、84年には2人そろって毎日書道展で入選した。

 98年に根上さんが糖尿病からくる脳梗塞で倒れ、05年に亡くなるまで自宅で献身的に介護した。介護中にくじけそうになると、「ファイト」の歌詞が登場する「ドレミの歌」で自らを励ました。

 好角家でもあり、周囲に「なんでNHKは私を相撲の解説に呼ばないの」と話すこともあったという。今年1月にはブログで稀勢の里の横綱昇進を「大拍手!」と喜んでいた。中学、高校は青山学院で、近年は箱根駅伝で活躍する青学大のランナーに、自宅でテレビを見ながら声援を送っていたという。

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2017年4月13日のニュース