「銭形警部」 地上波 衛星 それぞれの「型」で見せるアニメの実写化

[ 2017年2月26日 18:34 ]

 地上波(日本テレビ)、衛星(WOWOW)、配信(Hulu)の3メディアで共同制作、放送されると話題の鈴木亮平主演のドラマ「銭形警部」。10日に放送された日テレ版のスペシャルドラマを皮切りに、Hulu、WOWOWとそれぞれ独自のストーリーを展開させていくという画期的な試みが話題となっている。

 データニュース社(東京)のテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」によると10日放送の日テレ版の反応は「アニメに出てくる銭形警部そのままだったので、違和感なく楽しめた」(53歳女性)、「実写化はガッカリすることが多いけど、銭形警部は声の感じといい、歩き方といいアニメそのもので良かった」(41歳女性)など、主演の鈴木亮平が銭形警部を演じるにあたり、声色や動きまでアニメ版を徹底研究した努力が受け入れられた。

 一方、WOWOW版「連続ドラマW 銭形警部 漆黒の犯罪ファイル」(毎週日曜よる10時)19日に放送されたWOWOW版は家族で楽しめるコミカルなテイストだった日テレ版とは趣が異なり、WOWOW版は画面が往年の映画のフィルム調で重厚感が加わり、日テレ版でも登場した三浦貴大演じる国木田と銭形がバディを組んで難事件を捜査するという、大人っぽいハードボイルドな作品に仕上がっている。

 WOWOW加入者1000人対象「WOWOWウォッチャー」での視聴者の反応は「銭形さんが完璧」(59歳女性)などキャラクターへの評価はもちろんだが「壮大なストーリー展開が期待できそう」(35歳男性)、「ドラマに引き込まれた」(62歳男性)、「影の犯人は誰?次回も気になる」(59歳女性)、など犯人は一体誰なのかというミステリードラマとしても楽しめる出来になっている。初回満足度は3・97(5段階評価)と高満足度の基準3・7を上回り、1月スタートドラマ初回満足度トップの「嘘の戦争」(4・03)に次ぐ高数値で視聴者の期待も高まっている。

 賛否両論ある漫画やアニメの実写化だが、視聴者の反応を見る限り今回は成功しており、それに加えWOWOW版では物語の評価も高く、高満足度を獲得している。3メディア共同制作はもちろん、漫画やアニメの実写化も見せ方と徹底した役作りでさまざまな型を見せられるという点で、注目に値する作品だ。

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