「A LIFE」ロゴに密かな仕掛け「裏コンセプトを表現」

[ 2017年2月26日 09:50 ]

TBS日曜劇場「A LIFE〜愛しき人〜」の番組ロゴ「V」バージョン(C)TBS
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 「A LIFE」の「F」に「V」が重なる――。元SMAPの木村拓哉(44)が主演を務めるTBS日曜劇場「A LIFE〜愛しき人〜」(日曜後9・00)のロゴに密かな仕掛けが施され、一部で話題になっている。プロデューサーを務める同局の瀬戸口克陽氏に意図を聞いた。

 「V」をかぶせることで、「A LIFE」が「ALIVE」に。瀬戸口氏は「医師はどんな時も「『向き合っている“A”=(たったひとつの、かけがえのない) “LIFE”(=命、人生)を“ALIVE”させていくんだ』という強い意志を持っている、というのが、このドラマの“裏コンセプト”としてあったので、その思いを表現していくために『V』バージョンを作成しました」と説明。オンエアでは13日に放送された第5話から「V」バージョンが使用されているが、そのタイミングにもワケがある。

 「深冬(竹内結子)の病気に、沖田(木村拓哉)と壮大(浅野忠信)はどう向き合っていくのか?また周囲の人々はどんな成長や変化を見せていくのか?沖田が深冬に告知をする第5話からは、いよいよ物語が核心に迫っていくので、そこに我々の思いも込めていきたいと思い、『V』バージョンを使用することにしました」

 「V」をかぶせるコンセプトは初期の段階からあり、ポスターや番組スポットは2種類制作。公式サイトのロゴも、早い段階からランダムで「V」バージョンが登場するようになっていた。ただ、どちらも「気づく人は気づく」程度の仕掛け。まず「A LIFE(たったひとつのかけがいのない命)」という表のコンセプトを伝えたいという思いがあったからだ。

 出演者には初期から「2つのコンセプト」を伝えていたそうで、「この“裏コンセプト”には凄く共感して頂き、演じる際にも、その「意志」は強く胸に刻まれていると感じています」と語った。物語が中盤から終盤に差し掛かる中、「キャスト・スタッフともに、現場は本当に”職人”の集まりで、『それぞれがしっかり準備をして、各自の役割を存分に果たす』ことに、みんなが集中している」といいムードで撮影できていることを強調した。

 26日に放送される第7話では、沖田と深冬が14歳の少女に乳がんの可能性があるという“前例ゼロ”の症例に直面。乳腺外科医役としてゲスト出演する財前直見(51)が2人の前に大きく立ちはだかる。そして、自分の腫瘍を完治させるオペ方法が見つけられない沖田に対して、深冬は大きな決断を突きつける――。

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