BPO、小保方さんの名誉棄損を認め勧告…NHKは反論も

[ 2017年2月11日 05:30 ]

小保方晴子氏
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 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は10日、STAP細胞論文を検証した「NHKスペシャル」で、論文を書いた理化学研究所の元研究員、小保方晴子氏の名誉を毀損(きそん)する人権侵害があったと認め、NHKに委員会の決定内容を放送し、再発防止に努めるよう勧告した。人権侵害による勧告は、委員会の判断としては最も重い。

 小保方氏は代理人の三木秀夫弁護士を通じ「放送が私の人生に及ぼした影響は一生消えるものではありません」とのコメントを出した。同弁護士によると小保方氏は現在も療養中で、同日、同弁護士同席の下、東京都内でBPO側から直接説明を受けた。一方、NHKは「客観的な事実を積み上げて制作したもので、人権を侵害したものではない」と反論した。

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2017年2月11日のニュース