「ママ、ごはん…」舞台挨拶で出演者たちが号泣 木南晴夏、観客に“謝罪”

[ 2017年2月11日 14:10 ]

映画「ママ、ごはんまだ?」初日舞台あいさつで一青窈(左)の生歌を聴いて涙を流す(左から2番目から)一青妙、藤本泉、木南晴夏、河合美智子とティッシュを渡す白羽弥仁監督(右)
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 女優の木南晴夏(31)が主演する映画映画「ママ、ごはんまだ?」の初日舞台挨拶が11日、都内の映画館で行われ、共演の藤本泉(25)、河合美智子(48)、原作者で舞台女優・一青妙(46)の実妹で主題歌を担当する歌手の一青窈(40)らが登壇した。

 同作は、妙のエッセイ「私の箱子」「ママ、ごはんまだ?」をもとに、母の愛や家族の絆を描いたヒューマンドラマ。木南と藤本が妙、窈の姉妹を演じ、河合がその母・かず枝を演じている。

 木南は「ご本人役ということでプレッシャーもあったが、それより原作者ということで、一青窈さんと一青妙さんのご家族の本当にあったお話なので、それをいかに本当らしくというか、映画の中で描けるかということは心配だった」というが、「(4日に)金沢で先行公開して、2人の感想を聞いてホッとしました。この映画に携われて良かった」とあいさつした。

 原作者でありながら、本作に女優としても出演している妙は「原作が映画化がされる場合は原作者は満足がいかない場合が多いと聞いていたんですけど、出来上がった映画を見て、私が書いた世界観がそのままスクリーンに映し出されたと思った」と絶賛。「エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレートされた。父と母も天国で喜んでくれているんじゃないか」と感激した。

 そんな姉のため、窈は主題歌「空音」を書き下ろした。「姉からの直電で引き受けました」と笑った窈は「母亡き後、姉が母役をやり、お姉ちゃんでもあり、さらには父の役もやって、姉にちゃんといい子いい子してあげる存在がいなかったことに対して、歌で姉の頭を撫でられればいいなと思って書きました」と生歌を披露。

 これには妙だけでなく、木南ら出演者もみな感動の涙を流した。あまりの泣きっぷりに木南は「自分で一番感動しちゃって、客さん、どん引きみたいな感じ。皆さんより感動しちゃってすみません」と苦笑するほど。歌披露後のフォトセッションの前には、監督が女優陣に涙を拭くためのティッシュを渡すシーンも場面もあった。

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2017年2月11日のニュース