サスケ“愚息が受けたハラスメント”説明「いわゆるセクハラ」PTSDに

[ 2016年12月14日 20:50 ]

報道陣の取材に応じたグレート・サスケ
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 芸能界を引退した元俳優成宮寛貴氏(34)に関して、ブログに「愚息があなたから受けたハラスメント」などと記した、みちのくプロレスの覆面レスラー、ザ・グレート・サスケ(47)が14日夜、横浜市内で取材陣に対応した。

 「愚息」とは、元モデルの28歳の長男。サスケによると、15歳で芸能事務所に入り、モデルとして活躍していたが、17歳になって仕事を休むようになったことから本人に確認したところ、「いわゆるセクハラ(を受けたと)。相手は成宮さんだとはっきり言った」という。かなり高い金額の提示もあったとしたことから、「そんなことを信じる愚か者がいるかというふうに(本人に)言いましたし、冗談に決まっていると思っていました」と振り返った。2人の接点については「初めてお会いしてのことだったと息子から聞いたと記憶している」とした。

 成宮氏の話題になると精神的に不安定な状態になってしまう状況で、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、現在は海外で療養しているという。「ここ数年、引きこもり的な状況です。外部の情報を遮断しています。成宮さんとの一件が要因の一つであることは間違いありません。遮断しているので、引退についても薬物疑惑など一連の報道についてもおそらく知らないと思います」とし、さらに「ブログで公表したことで息子が傷つくとかそういう段階ではない、もうとっくに(そういう段階は)過ぎている」と話した。

 現在の自身の心境については「突然“引退します”と言って姿を消すような辞め方は納得していません」とした上で、「これまで陰から応援していた。今は心身ともにダメージを負っていると思うし、時が解決すると思うので、将来的には復帰して(薬物疑惑など一連の報道は)“冗談だよ、そんなわけないじゃないか”と言ってほしい」と説明。

 ブログの文面からは想像もつかなかった発言だけに、取材陣から真意を確認する質問が出たが、「芸能界、男社会でかわいがり、先輩の言うことを聞くっていうのは当たり前のことだと思う。それに息子は耐えられなかったと私は考えています。なので、成宮さんはスターなんだから輝き続けてもらわないと困る」とした。

 一方、ブログで言及してしまったことに関しては「成宮さんの(元)所属事務所や担当マネジャーさんと話し合いの場を持ちたい」としつつも、法的措置などについては「それは全くない。私は成宮さんに対して怒ってはいないんです。ただ、逃げるように引退するのではなく、また以前のように芸能界に復帰をしてほしい」と繰り返した。

 関係者によると、長男はサスケのメキシコ人妻の連れ子で、メキシコ生まれ。03年に芸能界入りし、当時、ガッチリした体格と彫りの深い顔立ちでイケメンモデルとして注目を浴びた。04年には「秋冬パリ・コレクション」に出演するなど将来を嘱望されていたが、引退した。

 サスケは11日に「引退する成宮さんへ」と題してブログをアップ。薬物疑惑が報じられた後、9日に引退を発表した成宮氏に対し「その幕の引き方じゃあ 我々家族は逆に許しませんよ」と書き出し、「10年程前に愚息があなたから受けたハラスメントが真実だったって認める事になっちゃうじゃないですか?」と続けていた。

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