「君の名は。」の新海監督　宮崎監督気になる？「同じ年にならないことを願うばかり」

トークショーを行った新海誠監督（右）と川村元気プロデューサー

　大ヒット中のアニメ映画「君の名は。」の新海誠監督（４３）と東宝の川村元気プロデューサー（３７）が１９日、都内でトークショーを行った。

　同作は興行収入１８５億円を突破する大ヒット。次回作の話題になると、新海監督は、１３日に放送されたＮＨＫの番組で宮崎駿監督（７５）が長編作品の構想があることを明らかにしたことを引き合いに、「宮崎駿さん、長編撮るんですか？（新作の公開が）同じ年にならないことを願うばかり」と苦笑い。川村氏から「スケジュール的に言うと、そろそろプロットをくださいよ」と催促されると、「“君の名は。”は夏に公開された映画で、まだ上映している状況が想像できなかった。（同作の関連で）北京やＬＡにも行かなければいけないし、主に東宝のおかげで新作に取りかかれない」と売れっ子ならではのうれしい悲鳴を上げた。

　トークショーは川村氏の最新著書「四月になれば彼女は」の出版を記念したもの。恋愛がテーマの作品で、川村氏が「主人公のモデルの一人が新海さん」と話すと、新海監督は「“君の名は。”を作ってる時に、夫婦関係の質問が多いなと思った。読んでもピンとこない」と話して笑いを誘った。