米俳優ロバート・ヴォーン氏死去 映画「荒野の七人」最後の存命者

[ 2016年11月12日 10:40 ]

ロバート・ヴォーン氏(AP)

 映画「荒野の七人」などで知られる米俳優のロバート・ヴォーン氏が11日、急性白血病のためニューヨークの病院で死去した。83歳。米メディアが報じた。

 カリフォルニア州立大在学中から演劇を志し、1957年に映画初出演。60年、黒澤明監督の「七人の侍」をリメークした西部劇映画「荒野の七人」(監督ジョン・スタージェス)に出演。一躍、有名になった。スティーブ・マックイーン氏、チャールズ・ブロンソン氏(ともに故人)ら同作でガンマンを演じた7人で、最後の存命者だった。

 64年からスパイもののテレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」に主演。世界的スターになった。日本でも放送され、大人気となった。

 「特攻野郎Aチーム」「刑事コロンボ」など、さまざまなテレビシリーズで活躍。78年には「権力と陰謀」でエミー賞助演男優賞に輝いた。深作欣二監督、草刈正雄(64)主演の映画「復活の日」(80年)にも出演した。

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