日曜朝の民放視聴率バトル激化 「波瀾爆笑」時間拡大で数字UP

[ 2016年10月3日 15:56 ]

日曜朝の民放王者、TBS「サンデー・ジャポン」の司会を務める爆笑問題(左から田中裕二、太田光)

 10月改編で、2日から日曜朝の民放視聴率バトルが激化した。日本テレビは「誰だって波瀾爆笑」(日曜前9・55~11・25)の放送時間を90分に拡大。テレビ朝日は新番組「帰れまサンデー」(日曜前10・00~11・15)「帰れまサンデープラス」(日曜前11・15~11・55)を投入。王者、TBS「サンデー・ジャポン」(日曜前10・00~11・30)に挑む。

 「ワイドナB面」との2部構成からフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00~11・15)も一本化されるなど、日曜朝の民放ラインアップが様変わり。“初回”(2日)の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を見ると(カッコ内は同時間帯の前4週平均)、

 日テレ「誰だって波瀾爆笑」  = 8・6%( 7・4%)
 テレ朝「帰れまサンデー」   = 2・1%( 3・7%)
    「帰れまサンデープラス」= 3・2%( 5・1%)
 TBS「サンデー・ジャポン」 =10・8%(11・7%)
 フ ジ「ワイドナショー」   = 8・9%( 9・1%)

 お笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右(47)の長女・岡田結実(ゆい、16)が司会に新加入した「誰だって波瀾爆笑」が数字を上げた。先週7・0%から1・6ポイント、前4週平均7・4%から1・2ポイント上昇。先週の後番組「東野・岡村の旅猿9 最終回」(後10・55~11・25)が4・8%だっただけに、90分に拡大しての8・6%はまずは成功と言えようか。

 「サンジャポ」「ワイドナショー」は、ほぼ横ばい。

 2015年4月から「美女たちの日曜日」が3カ月、「さんぽサンデー」が6カ月、「極上!旅のススメ」が10カ月で終了と、日曜午前10時枠で苦戦しているテレ朝。「帰れまサンデー」「帰れまサンデープラス」とも前4週平均を下回る厳しいスタートになった。

 「帰れまサンデー」は2015年1月に終了した「お試しかっ!」内の人気企画「帰れま10」の復活。他局と差別化を図った編成で、巻き返しが期待される。日曜朝の激戦を制するのは――。

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2016年10月3日のニュース