中村紘子さんしのぶ会に音楽関係者ら850人

[ 2016年9月13日 05:30 ]

中村紘子さんのお別れの会で祭壇に飾られた遺影

 日本を代表するピアニストとして活躍し、7月に72歳で死去した中村紘子さんをしのぶ会が12日、東京都港区のサントリーホールで開かれ、親交のあった音楽関係者ら約850人が参列した。

 会場となった大ホールにはCDジャケットに使われた中村さんの写真と、好きだった白い花が約2500本飾られた。弔辞では、親交が深かった細田博之衆院議員が「中村さんの逝去は日本にとっても世界の芸術にとっても大変な損失」と述べ、日本文学研究者のドナルド・キーン氏は「素晴らしい音楽のセンスと見事な技巧をもって、古い音楽にも新しい音楽にも一種のまじないを伝えてくれた」と語った。

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2016年9月13日のニュース