嵐・二宮和也 究極の舌で料理完全再現!滝田監督と初コンビ

[ 2016年7月18日 05:30 ]

滝田洋二郎監督

 「嵐」の二宮和也(33)が映画「おくりびと」の滝田洋二郎監督(60)と初タッグを組む。映画「ラストレシピ~麒麟(きりん)の舌の記憶~」(来年秋公開)で、一度食べた料理を完全再現できる絶対味覚「麒麟の舌」を持つ料理人を演じる。

 戦争で失われた伝説のレシピを巡る物語で、料理に人生をささげる人々を描く。原作はフジテレビのバラエティー「料理の鉄人」を手掛けた演出家・田中経一氏のデビュー小説「麒麟の舌を持つ男」(映画と同名に変更した文庫本が、8月5日に幻冬舎文庫から発売)。作詞家秋元康氏が絶賛し、映画化を企画した。

 二宮が演じる佐々木充は、「人生最後に食べたい料理」を再現し、依頼人から高額報酬を得る通称“最期の料理人”。ある時、伝説のレシピ「大日本帝国食菜全席」の復元の依頼を受ける。そのレシピは、1930年代の満州で「麒麟の舌」を持つ天皇の料理番・山形直太朗が考案したもの。現代と30年代とを並行して描き、70年の歴史をたどる感動物語となる。

 「おくりびと」で09年に第81回米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田監督が、「母と暮せば」で今年の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した二宮をどう“料理”するのか。監督は二宮について「大きな芝居をせずとも、自然に役になりきってしまう。僕のやり方で見たことのない顔を撮りたい」と楽しみにしている。

 クランクインを前に、二宮は料理の猛特訓中。「切る音、焼く音、調理の香り。それが本当に心地よく、その素晴らしい香りに集まったこのキャスト。とにかく死に物狂いで頑張ります」と意気込む。山形を西島秀俊(45)、その妻を宮崎あおい(30)が演じる。

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2016年7月18日のニュース