佐藤二朗 著書早くも重版決定「おかしな現象」イベントに200人集結

[ 2016年7月18日 18:20 ]

「佐藤二朗なう」発売記念イベントでトークショーを行った佐藤二朗

 俳優の佐藤二朗(47)が18日、都内の書店で著書「佐藤二朗なう」の発売を記念したトークショー&サイン会を開催した。

 集まった200人の購入者を前に「暇だね…」といきなりツッコミ。「おかしいよ、これが本になるのもおかしい。本当に買う人がいるのかなっていうのが今でもある」と自虐トークを展開。予想外の展開に「壮大なドッキリだったり」といぶかしんだ。

 同書はその佐藤の日常をつづったツイートの中から117を厳選し、本人のツッコミをつけて掲載した一冊。書籍化が決まり、「役者なので恐縮の至り。最初は何をバカなことを言ってんだと思った。誰が買うのかと。今でも申し訳ない」としながらも「最初は親戚に70冊ぐらい売れればいいと思っていたけど、そのノルマは達成した」とニヤリ。初版1万部ですでに重版も決まったといい、「本当におかしな現象。夢の印税生活ですね。これで多少マニー(お金)がくるとしたらそれは養育費に充てます」と話した。

 18万人もいるフォロワーについて「受け止めきれません…実感ないですね」としみじみ。佐藤にとってのツイッターは「書くっていう自分の欲求を満たすツール」だといい、「あんな駄文をこんな多くの方に喜んでいただけて嬉しいです。(途中で終わっているものは)140文字という限られた文字数を利用した姑息な手段です」。酔っ払った佐藤がつぶやいたものも多く、「7割ぐらい。酔う肴(さかな)になりつつあります。ツイッターを肴に飲んでいます。(ツイートは)苦じゃない、楽しみになっています」。酔っ払ったオヤジのツイートが人気になるという現状に「世間はおかしい」と嘆きつつも「酔っぱらいオヤジの希望の星になったんじゃないかなと」と笑わせた。

 谷原章介(44)、木南晴夏(30)、松井玲奈(24)ら役者仲間や、現在出演中のTBSドラマ「神の舌を持つ男」(金曜後10・00)で演出を担当する堤幸彦監督(60)などからも祝福を受けた。「みんな読んでくれたみたいで。本当に驚くことにはみんな30分で読み終わったって。堤監督に至っては15分って。気楽に読めるというのが褒め言葉だと思っています」と笑った。

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